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Z 30は操作性、画質、価格、どれをとっても優れたカメラ

Amateur Photographerがニコン「Z 30」のレビューを公開。検出AF時に謎の色被りが発生するものの、操作性、画質、価格、どれをとっても優れたカメラと評価。

Amateur Photographer:NIKON Z30 REVIEW

ビルド・外観

  • Z 50やZ fcと同じようなビルドクオリティのカメラだが、エントリー向けでデザインが異なる。
  • 外観はZ 50からファインダーを取り除いたようなデザインだ。

バッテリー

  • バッテリーライフは330枚と控えめだ。
  • USB-C経由で充電に対応している。
  • Z 50と異なり給電にも対応している。

インターフェース

  • USB-C経由のライブストリーミングに対応している。
  • スマートフォンアプリとの連携で信頼性の高い無線接続が可能だ。

携帯性

  • ファインダーが無いため重量減・サイズダウンを実現している。
  • 大きなRECボタンは押しやすい。

グリップ

  • 大きなカメラでは無いが、快適なグリップを備えている。
  • 自撮り時も握りやすい。

操作性

  • 記載なし。

手ぶれ補正

  • ボディ内手ぶれ補正は非搭載だ。
  • 動画撮影時は電子ISを利用可能だが、クロップが発生する。

ファインダー

  • ファインダーは非搭載だ。
  • ホットシューに装着する外付けタイプのファインダーも無い。

モニター

  • Z 50と異なりバリアングル式のモニタを搭載している。
  • 3.0型 104万ドットのバリアングルモニタだ。

メニューシステム

  • 記載なし。

フォーカスシステム

  • 209点のハイブリッドAFシステムを搭載している。
  • モニタを反転すると自撮りモードとなり、追従モードでは明確に被写体が表示される。
  • AFの信頼性は高い。
  • 非常に良好なAF性能だが、汎用性はソニーZV-E10のほうが好ましい。また、商品レビュー用設定が特徴的だ。
  • 微妙な変化だが、顔検出が動作するとグリーンとマゼンダ被りとなる。どうやら演色性を重視して被写体検出AFを実現しているようだ。

連写性能

  • 11fpsの高速連写に対応している。
  • 最大30枚のRAW/JPEGを撮影可能だ。

解像性能:

  • 2090万画素のAPS-C CMOSセンサーを搭載。

高感度ISOノイズ

  • ISO 6400まで自信を持って使うことが出来る。
  • ISO 6400以降は画質が滲みはじめ、コントラストやディテールに悪影響が出る。

ダイナミックレンジ

  • 記載なし。

画質・仕上がり機能

  • カラープロファイルは静止画と動画で分離しているが、設定によって共有することも可能だ。
  • Flatはログプロファイルに最も近い。ダイナミックレンジを最大化するのであれば動画撮影者に適している。

動画

  • 4K 30pやFullHD 120pはノンクロップで撮影可能だ。
  • 前面にタリーランプを搭載しているので録画中かどうか判断しやすい。
  • Z 50やZ fcと異なり30分の連続撮影制限はない。
  • 残念ながらヘッドホン出力が無いので、音声をモニターすることが出来ない。

総評

Z 30がVlogを念頭に置いて設計されていることは疑いの余地が無い。ビューファインダーのような余分な機能は省かれ、エントリーレベルの消費者に適した価格帯の合理的なカメラだ。

Z 50やZ fc、あるいはスマートフォンと比べても、Vloggerに多くのものを提供できるカメラだ。16-50mmレンズが付属しており、ZV-E10の代わりとして、そのまま使用することができる。

バリアングル式のタッチパネル、広範囲のAF、タリーランプ、快適なハンドグリップ、大きめの録画ボタンなど、全体的に快適な自撮り撮影ができ、外出先や録画中に充電できるのも良い。

画質について、小型センサーのスマートフォンとは十分差別化できるセンサーフォーマットだ。Z 30は4K動画やフラットなカラープロファイルなど、画質は特に見事である。

問題は何か?
ボディ内手ぶれ補正が無ければ、超広角レンズが不在で、ヘッドホンジャックの省略も目に余る。動画撮影の際、音声が確認できないのは違和感がある。それ以外の点では、Z 30は十分に評価できるカメラだ。操作性、画質、価格、どれをとっても優れていると思う。

  • 長所
    ・快適なカメラグリップ
    ・バリアングルモニタ
    ・USB-C
    ・コストパフォーマンス
  • 短所
    ・ヘッドホン出力がない
    ・対応レンズが少ない
    ・手ぶれ補正なし
    ・ファインダーなし

とのこと。
基本的にはZ 50やZ fcと同じイメージセンサー・プロセッサを使用した、同世代のVLOG向け亜種と呼べるAPS-Cミラーレスですね。ファインダーが無いので収納性が良く、気軽に持ち歩くことが出来るスチルカメラとしても人気が出るかもしれません。キヤノンのようにボタンカスタマイズの自由度がもう少し高くなると良いのですが…。

Amateur Photographerのレビューによると、動画撮影においていくつか気になる点があるものの、「操作性、画質、価格、どれをとっても優れている」と評価。価格を考慮するとバランスの取れたエントリー向けミラーレスと呼べそうです。AFはソニーZV-E10ほどの汎用性では無いものの、ノンクロップ4K 30pや快適なグリップは強みとなりそうですね。検出AF時に色被りが発生するのは気になる点ですが、些細な変化で、大きな問題とはならない模様。顔検出時にWBが専用の設定に変化するのでしょうか?それともライブビューのみの話(実際の録画には影響しない)なのか気になるところですねえ。

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