【魔道祖師】陳情令原作ー何が正義で何が悪か。無羨が蘇った理由は作品の深い主題でもある? | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。

 

 昨日は暑さと疲れで流石にゆっくり更新できませんでしたので、

 

 今日は早めにサイトに来ました。

 

 昨日は楽しみにしていた一年に一度のお休み(≧▽≦)

 

 楽しみにしていた時間はホント、あっという間に過ぎますね。

 

 いつものことだけど。

 

 さて、今日からまた小説「魔道祖師」を読んでいます。

 

 今は二巻の前半辺り。

 

 蘇った魏嬰と忘機が「義城」という死者の町で宿敵シュエヤンと対決する

 

 辺りです。

 

 義城には何者かに導かれてやってき藍家初め金家など、各世家の若き公子ー少年たちも

 

 いました。

 

 無羨と忘機は子供たちを守りながらも、決死の戦いを繰り広げます。

 

 この場面では、暁星塵シャオシンチェンとソン・スーチェンの清廉で崇高な志を

 

 抱いた二人の修士の哀しい物語も語られます。

 

 この内容を話すと到底、一つの記事では収まらないので、詳しくは述べません。

 

 が、私はここまで読んできて、無羨がこの世に蘇った意味が何となく判ったような

 

 気がしました。

 

 そして、彼が生き返った理由は即ち、この壮大な作品のテーマ、主題でもあるのでは

 

 と感じました。

 

 ー誰が正義で誰が悪か、情けと恨みのどちらが大きいかなんて、他人に判断できるわけがない

 

 だろう?

 

 大悪党のシャエヤンが放つ言葉に、盲目の既に亡くなった少女と「共情」した

 

 無羨は、がく然とします。

 

 ーお前は何一つ成しえず、完全に大負けしたんだ。でも、それは自業自得だよな。

 

 全部自分で招いたことだから!

 

 シャエヤンの科白は無羨に直接向けられたものではないですが、

 

 無羨はその言葉を我が事と重ね合わせていました。

 

 今の時点で、まだ無羨が何故「夷陵老祖」になったのか、理由は明かされてはいない

 

 ですが、、、

 

 ドラマを観ていると、何となく予測はつきます。

 

 岐山温氏により、無羨が身を寄せていた雲夢江氏は壊滅的に破壊され、

 

 父親代わりの宗主も殺されてしまいました。

 

 哀しみに暮れる無羨は、ほの暗い怒りの炎を燃やし始めています。

 

 恐らく彼の心には「復讐」に二文字しかないでしょう。

 

 大切なものを失い、傷つけられた深すぎる哀しみと絶望が彼を

 

 「鬼道」へと走らせたのではないか?

 

 そんな風に予想しています。

 

 もちろん、私の予想にすぎず、これからの展開はまったく違うかもしれません、、

 

 それにしても、ドラマのオープニングで流れる主題歌のバックには

 

 恐らく「乱葬岡」ではないかと思える戦場で、無羨が忘機に

 

 語りかけている場面もあります。

 

 ーここにいる奴らの何が正義で何が悪かー。

 

 無羨はやがて悲惨な死を迎えることになり、彼を捨て身で庇い通した忘機は

 

 藍家の規則によって、徹底的な厳罰を受けることになります。

 

 そして、オープニングには、その場面も出てきますね。

 

 ー何が正義で何が罰か、誰が決めるというのですか!

 

 かつて忘機自身が死にゆく無羨から問いかけられた言葉そのままが

 

 罰せられる忘機の口から出るのです。

 

 「何が正義で何が悪か」。

 

 簡潔明瞭だけれども、深い言葉だと思います。

 

 ある人の立場に立てば、その人の言い分が正しいようにも思えるし、

 

 その人と対立している人の立場になれば、また、その対立している人が

 

 正しいように思えるかもしれない。

 

 それぞれに立場があり、考えがあり、何が正しくて何が間違っているのか?

 

 確かに簡単に判断できないこともたくさんあります。

 

 「陳情令」を観始める前、既に観終えた方が

 

 ーこのドラマを観て、何が正義で何が悪なのか、考えさせられた。

 

 という感想を出されていましたが、まさに、私自身も同感です。

 

 無羨が再び、この世に召喚された意味、それは無羨が

 

 何故、彼は死ななければならなかったのか?

 

 どこでどう道を誤ったのかを気づく、いわば「魂の軌跡」を辿るためでもあった、、、

 

 読めば読むほどに、その世界観に触れれば触れるほどに、

 

 「生きる」ことについて、深く考えさせられる作品です。

 

 単なる美青年同士の悲恋物語でもなく、イチャイチャでもない。

 

 一本ピシッと芯が通っているからこそ、これだけ多くの人の支持を得たのかもしれません。

 

 正直、とても難しい命題です。

 

 私には実のところ、この問いに対する明確な応えを持ちません。

 

 もしかしたら、ドラマと小説の両方を観終えた後、何かしら示唆になるものが

 

 見つかることをほんの少しだけ期待しています。

 

 で!

 

 ここから今日のネタですが、、、

 

 ドラマの主人公は絶対無理だから、「母親役」で出たいー笑

 

 もちろん、忘機様か無羨様のお母さん(*^_^*)

 

 なお先述しましたように、この記事の内容は私が勝手に抱いた感想にすぎません。

 

 「こうだ!」と決めつけているわけではないので、あしからず、、、