【NEWS】マイナカードの住所・性別や個人番号、券面から削除？！⇒本人確認書類としての機能は？

マイナンバーカードから「住所」を削除してしまうと、マイナンバーカードが、不動産登記規則72条1項1号に該当しないことになるので、本人確認書類として機能しなくなりますので、住所の削除はしない方がよいと思われます。

一方で、マイナンバーカードから「性別」と「１２桁の個人番号」を削除しても、本人確認書類としては問題ないように思えます。

もっとも、「１２桁の個人番号」については、削除しなくてもよいと考えられます。なぜなら、マイナンバーの制度開始から今までにマイナンバーカードを作成し、マイナンバーカード（の写し）をどこかに提出したことがある人は、既に「１２桁の個人番号」が流出している可能性があるからです。つまり、【マイナンバーの運用上、「１２桁の個人番号」を完全に秘匿することはできない（「１２桁の個人番号」を使用すると、どうしても流出の危険性は消えない）ので、いっその事、「１２桁の個人番号」も「住所」（や運転免許証番号）と同程度のプライバシー情報ということに扱いを変更してしまおう】という考えに至れば、「１２桁の個人番号」をマイナンバーカードから削除する意味がなくなるので、削除しないという結論になると思います。