大河の一滴

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(2932)STIフードホールディングス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

STIフードホールディングスとその他

株価

2495円(人々は、先人が作った成果を食いつぶしつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2932 1333 2918 1352
企業名

STIフード

ホールディングス

マルハニチロ

わらべや日洋

ホールディングス

ホウスイ
市場 東証二部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 食料品 水産・農林 食料品 卸売
時価総額(億) 143.5 1269.0 357.3 70.6
株価 2495 2410 2027 843
決算期 2021/12予 2022/03予 2022/02予 2022/03予
予想売上(億) 260.0 8,200.0 1,920.0 270.0
予想営業利益(億) 17.3 200.0 45.0 11.0
営業利益率 6.65% 2.44% 2.34% 4.07%
予想純利益(億) 11.1 140.0 32.0 7.0
売上成長率(年複利/期間) 13.4%/3年 -0.7%/7年 2.2%/14年 1.8%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 29.9%/3年 9.9%/7年 4.6%/14年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 43.6%/2年 8.2%/6年 3.9%/13年 5%/14年
PER 12.35 9.06 11.06 10.08
PBR 3.26 0.83 0.76 0.96
ROE 26.4% 9.2% 6.9% 9.5%
ROA 9.8% 2.6% 3.9% 1.7%
配当利回り 2.2 1.66 1.97 2.37
配当性向 27.2% 15.0% 21.8% 23.9%
総資産(億) 113.2 5327.2 822.7 413.9
自己資本(億) 35.7 1428.3 441.6 69.9
自己資本比率(%) 31.5 26.8 53.7 16.9
一言感想 あげあ 停滞蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財

 今週は比較。投資勉強会にきいて聞いた銘柄できになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年01月07日取得。STIフードホールディングス。コンビニ向け水産品。比較に水産品のマルハニチロとコンビニ向け食品のわらべや日洋。ゲストに水産原材料を売ってくれるホウスイ

STIフードホールディングス

業績

コンビニ向け水産惣菜。

上場したてで現状増収増益が続いてますね。

とはいえ、増収で10%ちょいで抜けて高成長ではないかな。とはいえ今回並べたものでは成長率でも利益率でもROEROAあたりでも抜けていて明らかに優秀です。

この優秀さが勢いか?または強さというか競争優位性の類を備えてるが故か?みたいなのは考える視点として。

低原価率です。目先73.2%。これはマルハニチロの80後半以上、わらべやの85%前後より抜けてるしかつ下がる傾向ですね。

食料品で利益率高そうなところではカルビー55%。アリアケジャパン65%、ニチレイ82%とかで食品の低いところではもっと上もいるも水産物だとあまり近いところがなさそう。一正蒲鉾が72前後でいい勝負。

ちょっとなんらかの工夫なりがありそうな。ここではわかんないけど。

(追記IRに聞きました。曰く歩留まり率がいいからと言ってました。原材料から商品にロス少なく出来てるってことですね。自称ですが参考に。あと問い合わせは当日返してきました。)

目先3Qで増収蔵できですね。順調という感じですね。

 

財務

目先3Qで総資産114億。流動が67億で現金15億の手形30億の商品等で22億くらいでしょうか。有形固定は39億ですね。有形は増やしてますね。

負債は72億でめっぽう自己資本比率低いですね。主な負債は買掛21億。借り入れは18億くらいでしょうか。固定資産増やしてるところもあり投資期ですね。

まだ数字が少なく推移は読み難いです。いちおういろいろ増える傾向ですね。成長だから当たり前っちゃあ当たり前ですが。

 

CF

営業CFはでてます。それで今の所投資もしてもFCF出てますね。今期2Q時点では法人税などもありさすがにマイナスですがちょっとマイナスくらいで投資を進めつつもあまり財務負担になってなさそうなところは。

も、あるのか上場したてでも配当出す感じですね。

マルハニチロ

業績

水産大手。2015年にマルハニチロホールディングスを事業会社が吸収合併と持株会社をやめてたりするとかもあり業績の連続性が微妙ですが、だいたい停滞で蓄財ということになりそう。

利益は出してますが成長感はなくだいたい水準も変わらないですね。2021年とかは減収です。利益は変わらない感じですが。原価率は85〜88程度で、営業利益率も1〜3%くらいで安定で薄利安定ですね。

BPSくらいは右肩感あります。

今期2Qでわりと好調ですが計画では例年並みですね。計画は利益はブレますが売上はいかにもこんなもんで成熟安定なだから停滞蓄財企業って感じ。

 

財務

資産増。地味に有利子負債を返し自己資本比率向上。ですが財務自体はよくはないですね。自己資本比率も30%以下。

前期総資産5300億ほどで流動3000億で手形1000億で棚卸し資産1500億で現金は少なめ300億ほど。有形固定は1480億とかで流動も固定も増えてる感じでもなく借り入れが減る感じで負債が減ってますね。

そういう感じで資産は横ばいで稼ぎを負債返済に当ててるような。現金は少ないのはCFに自信はありそうです。

とはいえ2015年2900億から2021年2600億まで借り入れが減ったくらいで道半ばって感じ。

 

CF

2015年以降なら営業CF安定。投資してFCFもけっこう安定的ですね。

CFはだいたい財務CFに吸われてそうですね。憶測FCF平均100億ちょい配当が20億とかなのでだいたい銀行のために働く会社。

 

わらべや日洋ホールディングス

業績

セブン-イレブン向けを中心に調理済食品(米飯/弁当・おにぎり・寿司群、調理パン群、惣菜・麺類群、和菓子)の製造・販売、食品用材料の仕入・加工・販売と物流業(仕分け・配送)を営む。

お世話になってる人も多そう。

で長期に成長感あります。2000年売上1000億が2018年売上2190億。と、伸ばしてるけど成長速度自体は早くもないし2015年以降は伸びてるともし難くかなり停滞よりか。でも長期に赤字もなくBPSくらいならおおよそ右肩で停滞蓄財企業とみてれば近い気は。

あとは利益率も低く2%程度以下、原価率も高く総じて下請けという感じです。いかにもセブンに生かさず殺さず使われてお小遣いくらいは試させてもらってる・・は言い過ぎか。でもROEも7%はでず稼ぎはいい方ではないとは。安定的だけどね。

2Qで増益。ただ計画は例年並み。とはいえ目先は一度減益したのが回復傾向ですね。事業譲渡とかで修正もあったようだけど大勢を変える感じでもなく過去の延長線上って印象。

 

財務

2018年位から資産横ばい。純資産は一応伸びてるね。借り入れも多くはかえしてかなり成熟感は。

前期末で総資産822億で有形固定444億で有形は2019年から減少。建物構造物とかは増えてます。ただ投資を抑え有形固定の増加は止まったのはそうなのでいよいよ停滞に入っていそうなところは。

負債も減ってますね。借り入れも減ってるわけで、停滞というと微妙感ありますが、同時に刈り入れにはなりそうで悪いというわけでも。というか利益水準自体は2007年位から変わってない感じですし。

 

CF

CFは安定的。投資もしてほぼFCFはきちんと出してますね。これだともっと財務余裕あるのではとみるとリース債務の返済が主のようです。

リース債務は2019年以降減ってますね。とはいえまだ多く残ってるので当面これに取られそうで増配余力などは意外にあまりないとはなりそう。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

STIフードホールディングス

テクニカル的には、上場2020年9月とかですが2080とかから2021年4月に5420までつけるも以後は見事に崩れて、いってこいをした感じで目先2431まで。また上場時よりは上ですがほぼ戻ってきた感じですね。

ほぼ底なしの下落トレンドとはなりそうで2431で反転しないと残りは上場安値の1950が最後の基準となりうそうな。トレンド的にはなかなか厳しい局面で狙いにくいとは。2431で反転するかもしれないですけね。

 

ファンダ的には、最近上場の水産系コンビニ向け惣菜メーカー。他社比較で成長性でも収益性にも優れ現状優秀とみなすほか。この優秀さを一時と見るかなんらかの優位性に裏付けられた強さと見るか。ひとまず水産物にしては低めでより低下傾向のある原価率はIRは歩留まり率が高いからとは言ってました。その他財務は自己資本比率は低めで投資を進めてる感じではあるけど意外にFCFも出しててこのあたりの投資とFCFの両立も強さを感じるポイントですね。

目先も順調としか。

評価。

PER13程は他の近い他社よりは上ではあるけど状態は随分上のようにも思えて、もうちょっと評価上げてもいいのでは・・というのは率直な感想。ただ優秀であるがゆえに高PBRなので、優秀さが一時であり状態が他社の水準に近づくのならこんなもんというかたぶんもっと下でもあるのでそのような懸念を織り込んできての株安とはみれなくもない。いや、目先まで順調なんですけどね。さてどうなんですかね?

 

マルハニチロ

水産大手で成長感はないし薄利も安定的に利益をだしてCFも安定で負債を返してる感じの停滞蓄財企業。CFの多くは返済に回ってそうだけど、借り入れはまだまだ返しきれそうもなく銀行のために働くのは長くなりそうな。

とはいえ財務改善は進んでいるので企業状態は良化は良化ですね。

大手で食品で安定もあり良化なりの投資成果も見込める気もしないまでも。BPS成長取ると8.2%/6年とかでてるし全然悪いことないとも見れます。あまり株主のために働いてる感じでもなくても。

評価。

PBR0.8とか。これは2015年以降では低い方のPBR。上を見ればPBR2近くもありマルハニチロとしても評価低い感じですね。蓄財というか返済は順調だ(ただし道は長い)にしろても蓄財は進めててだから選択肢にはなるのでは。いやもちろんかなり保守的な選択になると思うけど。

 

わらべや日洋ホールディングス

セブンの下請け的な食品メーカー。安定的だけど薄利で収益性はちょっと低めか。BPSくらいは右肩感ある。特に近年はBPS増ペースも微妙なのをどう考えるか。

投資は一服感あり拡大というよりは負債返済に入ってます。CFは余裕もあり負債返済は進みそうです。ただリース債務が結構残ってて増配などにはなかなか小なさそうな印象は。

評価。

PBR0.75とか。上も下もあるといういかにもニュートラル感。状態見てもこんなもんという気は。程々なので市況がよくなったときに売るとかはできるかもですが。

 

ホウスイ

水産卸で中央魚類の子会社。

ざっと業績をみて近年は増収傾向でコロナも穏当に通過で今期の計画の大幅減収は会計基準変更で業績傾向は変わらないとなりそう。

高原価率で薄利だけど営業赤字もずっとなくリーマン以降はBPSくらいは増・・2015年に減損で純赤字ですね。以後はBPS伸ばしてる感じで総じて増収増益傾向は見て取れる順調な卸というう感じでしょうか。成長速度自体は早くもないですね。順調は順調にはなりそう。

財務は悪く借り入れも多いですね。試算も有形固定寄り、建物土地を増やしてますね。冷凍庫寄りなので設備投資は必要そうな。といいつつ冷蔵倉庫は比率少なめですが、利益率は高く主力の食品と利益はいい勝負。

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で、資産も増えてるけど負債も増えてて借り入れとかも増えてるのでなかなか楽そうでもないみたいな。CFも営業CFはでるも投資してFCFマイナスかなあ?ってところはありますね。、ああ業績自体は伸びる傾向にはあるのでそれをどうみるかでしょうか。

評価はPBR1程ですがこれでもホウスイとしては低評価な感じ。

もともと株価は上で落ちてきてとりあえず目先は反転がみれる。バリュエーション的にそろそろという視点を持つ人はいそうです。自分はもう二声くらいとはおもったりしますが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転としか言わないマシーン。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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