これが養殖真昆布の最終形態。今年(2024)の水揚げも終了が近づいています。 | 真昆布|道南伝統食品協同組合@北海道函館

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商品と浜の食卓レシピ、そして、真昆布の郷の四季折々の情報をお届けします。

 

全国的に今年も猛暑になっている日本列島

 

夏、真っ只中なわけですが、8月に入って、ここ函館南茅部は朝晩霧が出ることが多く、日中は30℃近くまで気温が上がりますが、朝晩は涼しく、本州に比べたら楽ですね。

 

でも、その分、湿度が高く体力が奪われます。

 

そんな中、南茅部の養殖真昆布漁が終了しつつあります。

 

7月の終わりごろから、揚げ終わったという養殖漁家さんが出てきました。

 

今シーズンは、7月に時化があって2日ほど沖に出れない日がありましたが、それ以外は連日水揚げされていましたからね。

 

 

お盆までには終了する漁家さんが相当いらっしゃることでしょう。

 

状況的には、枯れが早く、歩留まりの悪さもあって収穫量は昨年を下回ると思われます。

 

そして、天然真昆布に関しては、今年は昨年よりも採取を実施する浜が少なく、一ヵ所、実施する予定の浜がありますが、7月からずっと濁りがあって海底が良く見えないということで、見合わせている状況が続いており、もうお盆が近づいていますからね、海水温も昨年並みの上昇を見せており、実施できるのか予断を許さない状況です。

 

実施したとしても、やはり今年も天然真昆布は皆無に近いですね。

 

養殖真昆布が無かったら、大変な状況です。

 

さて、その養殖真昆布ですが、近年、需要が拡大しており、間引きしてきた春先の若芽から商品として引き合いがあり、うれしいことではあるのですが、本来の出汁昆布としての真昆布がどのようなものなのか、このブログにお付き合いいただいている方々はその違いが判ると思いますが、最近、ネットを見ていると曖昧になってきていると感じます。

 

そこで整理してあらためてご紹介するならば、4段階で商品化されています。

 

第一形態は「若芽真昆布」

 

 

まだ雪が残る春先に収穫されてきた養殖真昆布

 

薄くてペラペラです。

 

 

これはサラダのトッピングなど真昆布のフレッシュ感が味わえて食べることを目的としており、当組合では「サラダ昆布」として販売しています。

 

第二形態は「早煮真昆布」

 

 

これも食べることを目的としており、結び昆布にしておでん種に最適です。

 

 

柔らかくて歯ごたえがあります。当組合では「やわらか昆布」として販売しています。

 

第三形態は「早採り真昆布」

 

 

これは出汁用ということになるのですが、まだ柔らかく加工しやすいということから「昆布巻き」などに人気です。

 

そして、最終形が第四形態の「本採り真昆布」

 

 

「早採り」よりももう一段、身が詰まって分厚くガワガワしていて茶褐色で黒光りしています。

 

 

南茅部の養殖真昆布といったらこの「本採り」の最終形を認識していただきたいですね。

 

ともあれこの南茅部の養殖真昆布を健康的な食生活にご活用ください。

 

当組合ではここ函館南茅部で水揚げされた最上級の函館真昆布、がごめ昆布を丹精込めて製品化し、みなさまにお届けいたします。

 

加工する製品は自然由来にこだわり、使用するお酢にもこだわり、日本伝統の健康的な食文化をはぐくむ取り組みをしています。

 

・お酢のこだわりのお話はこちら

 

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