杏(あんず)ハムです。
今日は小春が皆さんに最後のご挨拶をするそうです。
「ふう。」
「よいちょ。」
「よっ。」
「小春ー、何してるんですかー?もうとっくに時間になっていますよ。」
「もう時間になったんでっチュか?」
「ぶう、ご挨拶の前に最後のひと回りをして来まっちゅかね。」
「最初はこれ。管理人が考えて置いたんでっちゅけど全然役に立たないんでっちゅ。」
「上るしか価値がない。上っても用がなかったでっちゅ。」
「たしか途中から『ナントカの天然水』に替えるとか言ってたくせに、最後まで替えてくれなかった『タダのおみじゅ』。」
「フリフリ、お次はお布団でっちゅ。」
「お布団はこのドーナツ形が一番馴染みやすくて良かったでっちゅ。ぽわぽわ~。」
「ラン・ホイールは若い時は良く走ったけれど、途中からはお座りするだけだったでっちゅねー。」
「そしてご飯皿。」
「ぶう、管理人ったらまたご飯を入れておくのを忘れていまっちゅよ。」
「管理人さ~ん、最後くらいご飯を忘れないで欲しいでっちゅよ。」
「これで楽しかった記憶の場所を全部見て回れたでっちゅ。」
「さてと」
「じつわ、ハルちゃんはこの前死んでしまったんでっちゅよ。2歳と1ヶ月と6日でちた。」
「でも全然悲しくないんでっちゅよ。」
「ずっと楽ちく暮らせたんでっちゅよ。」
「パソコンデスクの下に潜ったり、お皿くんとケンカしたり。電気のコードもかじってやったしカーペットのはじっこをボロボロにしてやったら、さすがに管理人はびっくりしてかじられないようにすぐに板を敷いていたんでっちゅ。おまぬけ~。」
「美味しい物もたくさん食べられたしね。『乾燥コーン』は甘くて美味しかったでっちゅ。『おいも』はホクホクでクセになりまちた。『白菜』にはちょっと飽き飽きしたでっちゅけどね。」
「ちょっと心配なのは管理人さんの事かな。ずっと『ポロポロぐじゅぐじゅ』してたから。気持ちが落ち付いたらまた元気出してよね。」
「ハルちゃんとの楽しかった時間をたまには思い出してね。
あっ、もうそろそろ・・・あっちに行く時間が来たみたいでっちゅ。」
「またどこかできっと会えまっちゅよ。じゃあ、さいならでっちゅ。」
小春を最後まで応援してもらってありがとうございます。
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