考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『イチゴに目がない』

2023-02-19 21:22:00 | 英作 解答

英作問題『いちご 』

2. 私は、イチゴに目がないので、この季節が待ち遠しい。

⇒ 目がない、とはどういうことだろうか。

まさか、I have no eyes ではないだろう。目がないのは、物理的な意味ではなく、心理的な意味である。

Love is blind(恋は盲目)という英語の諺があるが、同じことだろう。

目がないを、国語辞典では『心を奪われて思慮分別がない。』とある。まさにLove is blind. である。

Love is blind とはどういうことか。

イチゴに目がないとは、イチゴ以外が目に入らないのである。なぜか。イチゴが大好きだからである。よって

・I love strawberries.

 となる。like でもよい。

・I like strawberries very /so much. 

簡単な英語である。しかし、目が無いとは何か、考えたらそうなる。

元々は、日本語でも単に『好き』とだけでもよいのだろうが、その好きさを、どれくらい好きかを伝えると、やはり過剰にした方がその好きさの度合いがよくわかるので『目がない』というような表現手法をとるのだろう。それを英語では、たまたまblind という語を使うということ。『目がない』という表現を、その字面のままに置き換えても不自然な英語にしかならない。だから難しい日本語を英語にする際は『考える』というプロセスが要る。

いかにイチゴが好きか。それをたまたま『目がない』と日本語で言っているだけである。要するに、その本質は『好き』ということが判明したならば、もう『目がない』に拘泥(こうでい)する必要はない。自分で、イチゴがいかに『好きか』を、自分なりの表現で言い表せばよい。

イチゴに目がない、イチゴが大好きな人の特徴を考える。

 

イチゴに目がない人は、イチゴのことを常に考えているので

・I am always thinking about strawberries. 

 

イチゴに目が無い人は、イチゴを食べても食べても食べ飽きない。ということは、イチゴを永遠に食べられる。よって

・I can eat strawberries forever. 

 

イチゴに目がない人は、イチゴなしでは生きられない。without (無しで)を使い、

・I can't live without strawberries.  

 

最高ということは、他の果物よりも良いということなので

・Strawberries are better than any other fruits. 

他のものより良いということは、即ち最高、最上ということなので

・Strawberries are the best fruit for me. 

 

同じような系統で like を使うと

・I like strawberries better than any other fruits. 

イチゴに目がないということは、イチゴが一番好きなので

・I like strawberries the best. となる。

 

イチゴに目がないということは、果物を選ぶとしたら、必ずイチゴを選ぶので

・When I want fruits, I always choose strawberries. 

・Strawberries are the only choice when I buy fruits. 

 

目がないということは、やめられない止らないの、かっぱえびせん状態(?)なので

・I can't stop eating strawberries. 

・Once I start eating strawberries, I can never stop. 

・Once I start eating strawberries, I keep eating them and I cannnot stop. 

 

can't stop を他にも使って、イチゴ大好きなら、イチゴのことを考えて止まらないので

・I can't stop thinking about strawberries. 

ここまでくると、本当にLove is blind な感じとなる。禁断症状的になる。

 

イチゴに目が無い人は、イチゴを夢想する程なので dream of を使い

・I dream of eating a  lot of strawberries before this season comes. 

 

イチゴに目が無い人は、イチゴを目にすると必ず買う、と考えて

・I always buy strawberries when I see them at a shop. 

 

イチゴに目が無いということは、常に冷蔵庫にイチゴが入っているかもしれないので

・I always have/keep strawberries in the fridge. 

 

イチゴに目が無いということは、極端な話、朝昼晩にでもイチゴを食べられるので

・I can /could eat strawberries for breakfast, lunch and dinner. 

want でもよい

・I want strawberries every day. 

 

上記いずれでも、イチゴへの愛が感じられる表現となる。それが『目がない』ということだろう。

決まり文句や、イディオムに頼らずに、簡単な英語を使って、どこまで的確に意図を伝え得るか。

そこに、自力で話せるようになる英会話の秘訣がある。

  (英作問題『いちご』2の前半終了。後半は次回に続きます)

 

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