極夜が始まる前 | That's where we are

That's where we are

the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

アメリカの北の果て、アラスカ州バローの話の続き

 

 

ここが有名なのは、アメリカ最北端にあることと

そのローケーション故、お日様が上がらなくなること

 

夏はお日様が沈まない白夜がある代わりに

11月半ばから60日間は極夜(ポーラー・ナイト)

太陽が昇りません

 

なので、日光な苦手な吸血鬼が集合、暴れまくる

『30デイズ・ナイト』の舞台になっちゃうわけです

 

 

私がバローに着いた日でも、日が昇るのは

一日数時間のみの状態でした

 

バローで「最後の太陽」はみられる日は

全国ニュースにもなったりするので

これから2カ月、真っ暗な暗闇での生活と思えば

 

サンライズが午後12時45分のこの日

 

朝10時

 

東の方からオレンジ色になってきます

逆方向はまだ真っ暗です

 

午前11時くらい

 

日が昇る2時間くらい前と

日が沈んで2時間後までくらいは、

空が薄いグレーと青で

地平線の近くはピンク、オレンジ色っぽい

 

 

なので、2カ月間真っ暗な中で生活

というわけではない様です

 

凍ってしまうと、逆に危ないので

アスファルトが引かれた「道路」というものがなく

道は全て土、砂利のまま

 

その道に沿って、街灯が多く設置されており

夜は普通のアメリカ本土の住宅地より明るいくらい

 

 

家から灯り、音が漏れてこないのが不思議でした

防寒用の二重窓、カーテンのせい?

 

人口4500人の町のはずだけれど

交通渋滞はないし

人は出歩かないし

(氷点下10~20℃の中を出歩く方が間違ってる)

お店に行っても人はまばらだし

 

150人以上の人は見なかったような...

 

地元住民の人たち、何処にいるのでしょう?

 

建物も、人もまばら(というか、ほとんど見ない)で

雪が音を吸収するせいもあり

兎に角、目にも耳にも静かな町でした

 

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