笑うバレエとガラス | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

日本にいる頃から、名前は知っていた

トロカデロ・モンテカルロバレエ団

 

でも、今まで観たことはなかった

 

ペンシルバニアへ帰った際

割と近くで公演があったので

夫を引きずって観に行きました

 

男性ばかりのバレエ団で、白鳥もお姫様も

男性がトウシューズを履いて踊る

もちろん、王子さまも男性

 

コメディーとバレエを合わせたエンタメです

 


3部に分かれていて、

1部:『白鳥の湖』第一幕

2部:『瀕死の白鳥』を含む小作品

3部:『パキータ』

 


2部と3部のインターミッションの際

携帯電話をチェックすると

セキュリティー会社からメッセージが

 

セキュリティーシステム?

家に泥棒でも入ったのか?

 

会社に電話をかけてみると

窓ガラスが割れたり、強く叩かれたりすると

作動するアラームが鳴って

会社に連絡がいったみたい

 

あ、それ、泥棒じゃないです、きっと

 

多分、裏庭にリスか何かが見えて

留守番中のお犬様がガラス戸に飛びついた

分厚いガラス戸なので割れることはないけれど

振動でアラームが作動したのね

(前歴あり)

 

セキュリティー会社が設置したアラーム以外にも

セキュリティーカメラをいくつも設置してあって

泥棒が入った痕跡はないし

 

でも、時すでに遅し

 

セキュリティー会社が私に電話をしてきた時

私の携帯はエアプレイン・モードで

私が電話をとらなかったから

すでに警察官が家の前に来ている

 

うちの犬が申し訳ありませんっっ!

 

私がセキュリティー会社と警察官と

電話をしている間に第3幕が始まったので

私は仕方なくロビーへ出た

 

電話が終わる頃には、第3部はほとんど終わり

『パキータ』、大部分見逃しちゃったわ

 

これは見逃さないで良かった

トロカデロの有名な『瀕死の白鳥』

羽をポロポロ落としながら踊る

可愛そうなシーンのはずなんだけど

絶対笑っちゃう

 

一か月後、警察署から請求書が送られて来た

 

$25

犯人は絶対こやつ下矢印



パーシー・ボーイ

 

 

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