死別カウンセリング　こころの杖を
いつも、読んでくださっている皆さまに感謝申しあげます。

連日報道される安倍元総理襲撃事件や旧統一教会と政治
近畿財務局の赤木さんの裁判の行方や
加計学園問題の時の元文部科学事務次官の前川喜平さんや
旧統一教会事件の時のジャーナリストの有田芳生さんが報道されて
事件の背景にある網のように張り巡らされていた事柄が次々に出てきます。

森友問題で亡くなった近畿財務局の赤木さんの遺族は
今も「本当のことを知りたい」と願ってられますが、
国は請求を受け入れ、賠償金を全額支払うことで一方的な幕引きとなるようです。
籠池夫妻と仲良く写ってられた安倍元首相の夫人が
赤木さんの遺族と同じ立場になられたのはなんだか不思議な気がします。

つい最近のことも私達の知らないずいぶん昔のことも映し出し
容疑者が考えていたこと以上の様相だと思うのです。

容疑者家族を破壊した旧統一教会を恨んだ数秒の犯行は
私たちの知らない歴史的な背景までさかのぼり
繋がりをほんの少し見させてくれています。
人は非常に複雑な因縁果報の網を生きていて
人生は変化極まりないものであることが、とてもよく分かる出来事だと思うのです。

何がどうゆう縁で、どういう果を生み、どう跳ね返ってくるのか非常に複雑ではありますが
世相は政治を映し出しています。
福田総務会長の「僕自身が個人的に関係ないので何が問題かよく分からない」の発言にあるように
国を司る渦中の人は寄り添ってもくれないのです。

全国統一教会被害者家族の会は、2003年11月に発足して現在に至り、
今、なお苦しんでいる人が多くいるのです。
この問題に限らず、人生を歩む中にある
受験、職業、事業、離婚、家族、貧困、宗教、事故、病気、死別等にある
グリーフは誰もが経験するものでもあります。

守られる者と守られない者の線引きがある社会ではなく
何度でも、生きることにチャレンジできる社会である基盤づくりを懇願したいと思うのです。



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