そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

大事な退職金2,000万円がNISAでみるみる溶けた



新NISAは、今年の1月から始まりました。

そしがやは、それ以前のNISAのころから利用してきました。

そんなNISA制度に関しては、ちょっと筋違いの批判ではないかと思える記事がありましたので、紹介します。

 

news.yahoo.co.jp

 

すっかり信用してしまったAさんは、退職金まるごととほかにも定期預金の500万円までもその銀行の担当者に言われるままにNISAによる投資を行い、その後、何度も買い増しや買い替えをしていくことになります。手数料の金額もよく把握できず、一部で成果が出たものもありましたが、新型コロナの時期には、評価額は約半分にまで落ちこんでしまいました。


都内に住む5年前に定年退職したAさん(現在65歳)は、退職金を2,000万円近く受け取りました。

どう運用していこうかと悩んでいたところ、給与振り込み先の銀行から連絡があり、相談に行きました。

対応した銀行員に言われるがままに退職金だけでなく、定期預金までも投資につぎ込んでしまい、評価額を半額までに減らしてしまいます。

 

この記事ですが、5年前のことなので、現在の新NISAではなく、従来のNISAの時のことだと思います。

旧NISAだけだと年間120万円しか購入できないので、銀行員に勧められるままにNISAではない課税口座も作ってしまったようです。

この記事からは、具体的にどういう投資商品を購入したかは、述べられていませんが、銀行なので、投資信託でしょう。

よく分からないままに手数料の高い商品を購入させられてしまいました。

 

この記事のタイトルでは、「退職金2,000万円がNISAでみるみる溶けた」というふうにNISAに責任があるような書きぶりですが、問題なのは、銀行側の手数料稼ぎのための顧客の利益を考えない勧誘方法です。

この手の銀行側の営業手法は以前から問題になっていました。

NISAの上限は120万円でしたので、NISAだけだったら、ここまで損害が大きくなることはなかったはずです。

 

また5年前は、コロナ禍で株価の低いころでしたが、現在は、株価は上昇しているので、現在まで保有しているのなら、投資商品にもよりますが、利益が出ている可能性もあります。

ただこの記事の書き方からするとAさんは、投資商品をすべて売却してしまったようです。

 

Aさんの現況については触れていませんが、今回のことを教訓にして新NISA等含めて、自分で勉強して、自分の判断で残った資金を運用してほしいですね。

もしそういった勉強が面倒くさいのなら、投資はしないで預貯金のままがいいと思います。