Barraという名の嵐が上陸しているイギリスからこんばんは。
雨風が窓を打ち付ける1日でした。
あちこち被害が出ているようですが、皆さんどうかご無事で。

さて。

そんな嵐の前日だった昨日はボイラーの調子がおかしくなり、エンジニアに急遽来てもらいました。
本当にね、イギリスのボイラーは肝心の冬になるとへそを曲げるよね。

我が家のボイラーは昨年2月に買い替えていますので、まだ2年も経っていないのです。
しかもイギリスのボイラー界でまあ間違いないと言われているWorcester社製なのにさ…

ボイラーは使っているうちに徐々に水圧が下がり、「プレッシャーが足りていません。水圧をあげてください」というメッセージがパネルに出ることがあるのですが、普通はあっても年に1回かそのくらいなのだそうです。
が、我が家の場合それが短期間に起きるということが続き、何度かエンジニアに来てもらっていました。

もしかしたらパイプのどこかで小さな水漏れが起きているのかもとなり、そういった小さな穴をふさぐ溶液をパイプ内に流した後、しばらく健やかに動いていたのですが、昨日の朝はボイラーから漏れたらしき水たまりがキッチンのワークトップにあり、相変わらず「水圧が!」のメッセージ。

以前のボイラーも何かと問題が起きていたので(だから買い替えたわけですが)、もう何度ブリティッシュガスに電話をしたかわからないくらい電話をしている夫が頭を掻きむしり、再度連絡。

始めはアポイントが取れるのが20日とか言われたそうで、真冬に暖房なしでそんなに待てるかーい、と夫が静かにキレて、エマージェンシーということで来てもらえたようです。

今回来てくれたエンジニアのお兄さんは、ちゃんとマスクをして靴カバーもつけてくれる物静かな人でした。
まあ、その靴カバーをしたまま外に道具を取りに行っちゃったりするのはご愛敬ですけども。

ボイラーのメーカーや機種ごとに、修理ログのような故障記録が残っているらしく、エンジニアはそれを参考にしたりするそうですが、我が家のような新しめのボイラーだと、修繕例がまだそれほどないらしく、ここ最近やっと少しずつ記録が溜まってきていると。
つまり少しずつ壊れ始めている、と。

日本もそうだと思いますが、ボイラーって決して安い物ではないんですよ。
しかも、家の暖房や給湯を一手に引き受けていますので、大事な家のインフラなのです。
それでも数年でログが溜まっていく、という「壊れる前提」というのが何とも理不尽…。
まあ、モノというのは壊れるものなので仕方ないのですが。

エンジニアのお兄さんはこれまで見たこともないガジェットを色々取り出して、時間をかけて見てくれたので、今はボイラーも元気を取り戻しているのですが、油断は禁物。

次に何かあった時には、

211207

ブーさんのその新聞を借りないといけなくなるかもしれません。


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