皆様はご存知ですか?養液栽培
私のブルーベリーライフとは直接関係ないのですが
養液栽培の話、今更感もありますが、ふと思い立ちアップします
知識としては知っています、かなり前に勉強しました。
某愛知県岡崎にある、今では有名?な方ですよね
たしかアイシン精機だったかの脱サラの方だったと記憶しています。
動画説明の冒頭文にこうあります
ブルーベリーを栽培することは、予想外に難しいです。庭や畑に植えただけでは、大きく育つことはほとんどありません。
なぜ上手く育たないのかを解説しながら、養液栽培というシステムを使うことで格段に良く育つようになります。
その良く育つ理由を丁寧に説明してみました。設備もご覧いただけます。(冒頭文ここまで)
地植え派の私に対する挑戦状でしょうか?
「庭や畑に植えただけでは、大きく育つことはほとんどありません。」とな……
宜しい、ならば戦争だ
育つから。 ↑
そりゃ確かに、そのまんま植えれば無理ですよ
でもさ、初期導入段階の土壌つくりは、地植えでも養液(鉢植え)でも
同じでしょ、一番重要なのは「愛」ですよ。増してや養液栽培の土は……
まぁ、でもね
結論から言うと「あり」だと思います。
思いますが、私はやりません、はい、絶対にやりません。
メリットは
①超安定して高品質な果実を高収量にて栽培出来る事
②鉢栽培前提なので機動力?が高く、観光農園向き
つまり管理栽培を現状にて究極まで高めた栽培方法です
観光農園向きなのです
デメリットもありますよ?(普通言いませんが)
①(多分)樹の寿命が短い
動画内では否定しています。しかし、栽培歴史において、樹の寿命なんて結論出せて
ないのでは?一番長寿な樹は、どこかの大学内に地植えされてるウッタードだったと
思いますが、それとて生きてれば40~50歳くらいでは?寿命は正直分からない、が
正解なんですよね。なのでここは私の思い込みなのかもしれませんが……
憶測で書くのもアレかもしれませんが、短くなっちゃう気がするんですよねぇ
これは鉢栽培である事も起因すると思うけど、養液の調整もあると思う。
まぁ、いうて、一定確立で樹が枯れ死すると思うんで、管理により、その枯れ死
の確立を下げつつ、、養液の調整により枯れ死率を下げられれば良いのです
ですが、この養液栽培、普及し始めて、軌道に乗り始めてまだ10~20年たったか?
って位だと思います。つまりこの先が分からないんですよね、仮に地植えの農園よりも
樹の寿命が短かかったとしても、それを上回るメリットが見込める前提でしょうし
この事は些事なのかもしれません。しかし、寿命は縮むと感じます(まぁ推測なんで
鵜呑みにしないで下さいね)
②コストが高い(金銭的、維持にかかる工数的に)
地植えに比べれば、追加で発生する設備投資や定期的な減価償却も発生しますよね
養液タンク、循環用の膨大なホースやパイプ類、点滴用のノズル、タイマー管理周りの
設備。土壌として使われる石油由来の合成素材である「アクアフォーム」(要はスポンジです)
これの耐久度は?食への影響は?
定期的なメンテナンスも当然あるでしょうし、この部分を規模と収益の秤にかけてペイ
出来れば良いだけ。要は普通の地植え露地栽培に比べ、様々なコストが余分に掛かる
と言う事です。チャンドラーのデカい玉を100g→1000円でも売れる……とか、ウ、ウン。
まぁこの辺の事は、何もブルーベリーに限った話でもなく、様々な果実や野菜
にて実際に運用されてる話ですよね?イチゴの高設水耕栽培とか、トマトの養液ハウスとか
管理された栽培方法にて、我々の「食」は維持されてるのですよ。
③おまけ要素として「コガネムシ」の被害が(地植えよりも)高い
これは推測ですが、地植えと鉢植えの差です。養液栽培とは直接関係ないです
鉢内の環境ではコガネ幼虫を捕食する天敵が
地植えのそれよりも少ないと言う話です、一旦入った鉢において、幼虫はコガネ天国でしょう
私は地植え栽培派なので、コガネ虫の被害を想定していませんし、実際被害にあった記憶が
ありません。20年以上前に鉢植えしたブルーレイがヤラれた記憶がある位です。
なので、趣味の栽培である、私のブルーベリーは地植え「放置」前提なんです。
極限まで無管理で最大限結果を出す(笑)、的な?
養液栽培の対極なアプローチですよね(笑)
上記動画にある様に、元々の原生状態の樹達の環境に近づける方法であるのは
理解できるんですよね、北米等のピートモスの堆積層に原生してる状態を想像すると
養液栽培は結構いい線いってるのかな……とは思うんです。
(過去に、脳内でシュミレートしてコストとか設備を調べてた時期があるんですよ、私。
その際の土壌は針葉樹の樹皮チップ(業者からの廃棄品再利用:無料)+軽くて多孔質な砂
の混合土を想定しました。こっちの方が安いし、酸度調整がラクなハズ)
しかし、そこまでして(管理してコストかけて)栽培するのは……
私は遠慮します、商売でやってるワケではないしね。
仮の話ですが、もし私が、現状の地植え放置栽培にて、商用ベースに乗せる
のであれば、その管理コストの超低さを全面に押し出し、適当に収穫した果実を
加工用前提の冷凍品として、相当お安く販売しますね~
逆アプローチによる差別化、ですナ
あ?やりませんよ?やりませんからね?
振りじゃないですよ?(笑)
どちらも「あり」、これが結論ですかね。
趣味としてブルーベリーを栽培する場合、多くの方は「鉢栽培」になると思います。
そしてブルーベリーは鉢栽培に適した果樹だと思います。他の果樹に比べれば
相当楽な果樹なハズです。多くの方が栽培を試みる場合、スペースとの兼ね合いが
あるし、管理し易さも鑑みると、鉢栽培は最適解なんですよ
家庭菜園規模において、最終的に鉢栽培が辿り着く形態は、つまり10年先を
見越した場合の話ですが、デカい40号鉢?とかで3鉢だと思います。
これ以上はスペース的にも、簡易ネットをかぶせる前提においても
厳しいと思います。2鉢でない理由は、1鉢が枯れ死した場合、そこで受粉の関係で
収量が激減すると思います、3鉢であれば2鉢で回してる間に、入れ替え補充する事で
通年安定が期待できます。5年かけて、大人の樹に成長した前提ですが
3本の樹から鉢で収穫できる量って、それでも5Kgくらいはいくと思いますよ?
十分な収穫量ではないでしょうか、個人の趣味栽培で毎年ブルーベリーを5Kgゲットできる
ここを一応のゴールにしてみてはいかがでしょう。あくまで、私がやるとしたら、の前提で
書いてますので、参考までに。
参考までに私が上記パターンで栽培するとした場合の3品種
以下に挙げておきます。手を出してない品種や知識のない品種
ホームセンターで購入できない品種は除外してます。
開花時期はあまり気にしてませんが(受粉は重要、他品種必須)、多分OKかと
丈夫で、美味しく、多収量、入手が簡単、と思う品種です。
【40号鉢のオススメ御三家】
ハイブッシュ系の場合(実質サザンハイブッシュ系になります、生食を楽しむ)
①サンシャインブルー
②ニューハノーバー(私は誤品種でしたが流通はしてるらしいです)
③丈夫そうで多収穫な品種(ォィ)シャープブルーとかヌイとかレカとか
ラビットアイ系の場合(長く楽しむ、収量は上のグループより多い)
①ブライトウェル:早生
②パウダーブルー:中生
③バルドウィン:晩生
おしまい