雨上がりの夜明けの街に
すでに「貴方」の姿は亡く
サイドミラーの中を
流れてゆく
蒼い朝を見つめている
独り
淡く柔らかな 薄紫の空に
このまま融けてしまいたい
哀しみを抱えた魂の
泪の
ひとしずく
ひとしずくを
つつみこんで
花として咲かせます
泪の記憶を
受け留めて咲く
私は慰霊の花
哀しみは
優しさから生まれ
優しさに還るもの
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通学路の紫陽花を見つめていたら
なんとも脈絡のないイメージが
流れ込んできました。
紫陽花の花弁の中に
誰だろう
夜が明ける頃
まだ薄暗い街の中を
車を運転している女性が抱いた
「愛していた人を喪った次の朝を
迎えて受け入れて行く哀しみ」
のようなものが
内包されているように
感じられました。
哀しみって、綺麗だね。
紫陽花が
「魔除けの花」だという記述は
どこかで目にしたことがあるけれど・・・
慰霊に関係ある花だったりも
するのかな?
不思議だな。
同じような感覚を持った人が
いないかしらと思って
検索してみたら
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霊的には
「霊がよくやどる花」
梅雨の季節には
邪気や悪霊が横行し、
だからこそ夏越の祓いの季節でもあるけれど
紫陽花はその中で
浄霊の役目があるように
土中の気、
またその場の気のバランスを整えている
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という風に捉えている方がおられ
なんとなく、私としてもしっくりくる
記述でした。
なるほど
『浄霊の花』
確かにそんな雰囲気はありますね^^
紫陽花から漂うエネルギーは
心鎮め、
もの言わず、そうっと寄りそい
こちらを尊重しながら
我を主張することなく控えめに
瞳を閉じ、ただただ
そばにいてくれるような
静かな優しさを注ぎ続けてくれるような
とてもとても優しいものですし
特に雨に濡れた紫陽花には
ほんのり「あの世感」ありますものね。
「浄霊」的な
エネルギーがあるということならば
「魔除け」=
「魔を浄め清らかなものに変えてゆく」
ということにも繋がるような?
浄められたくないものは
近づかないのかも。
紫陽花の優しさに
そっと身を任せて
哀しみの昇華を待つような
優しいものに還ろうとする
静かな御霊は
宿るものなのかも。
なんてね。
どうなんでしょうね^^
紫陽花について調べていたら
お寺によく植えられる「仏花」でもあり
昔は「梅雨の季節」に
亡くなられる人が多く
時期的に
死者に手向ける花として
簡単に調達できたからだと
そんな話も見かけたり。
気圧の変化が著しく
自律神経のバランスが乱れやすい
という意味でも
肉体的に弱っている方たちには
負担が大きい季節が梅雨ですよね。
例年より早くに始まった
今年の梅雨にしても
芸能界などで老年の方が
たて続けに亡くなっていましたし
身の回りでもちょいちょい
訃報を聞きました。
やっぱり
しんどい時期なのね。
私も雨が降る前は
おいまたか!というほど
頭痛が出ます。
今も痛い(笑)
寝込むほどじゃないけどさ。
でも、梅雨はきらいじゃないな^^