チョリーッス(。・ω・)ノ゙


敷かれた人生と言う名のコースを、マグナムトルネードバリの勢いでコースアウトしまくる、IBO雑用係のアキラっす。


最速最強への道は、また今度も定説や過去の常識に反論するようなこと書いて、叩かれたり批判されたりするんだろーなぁ…

そして、ほかの有名レーサーが実証してくれたり、トップレーサーがパンドラボックスを開けて語ってくれたりしないと…いつまでも続くんだろなぁ~と思いつつ…

実際は、雑用係の人徳の問題だけどww







さて今回は、コーナーを速くするお話です。

一言で言えば…



摩擦抵抗を制する者がコーナーを制する!




てのは、置いといて…


よく一般に多くの人が語る、ミニ四駆界のコーナーを速くする定説は…


1.タイヤの左右のトレッド幅が狭い方が速くなる。


2.ローラーのスラスト角が少ない方が速い
 

3.ローラーの前後の位置は、タイヤ側に寄せて狭い方が速くなる。


4.グリップの少ない、滑るタイヤの方がコーナーが速い。

ほかにも色々ありますが、上の4つが、一般的に多く言われてる事だと思います。

じゃぁ、上の4つが何故?速くなるのかを理論的に語っていくと、立体コースにおいては一部意味が違くなてきます。

とりあえず、上記の4項目について、何故の説明をしながら新たな定説も後半にぶっ立てていきます。





1.タイヤの左右のトレッド幅が狭い方が速くなる、てのはその通りで。

ミニ四駆は車についてるデフ機構がないので、コーナー時にイン側のタイヤとアウト側のタイヤの内輪差によって起こる、《タイヤの摩擦抵抗》により減速します。

で、左右のトレット幅を狭くすることにより内輪差を少なくし、内輪差で生まれるタイヤの摩擦抵抗を少しでも減らすって事なんですが…

けどね、ほかの要素としてコーナー時インリフトやアウトリフトを誘発しやすくなり、速い段階でのインリフトやアウトリフトの効果で内輪差による摩擦抵抗を無くす事の方が多いのかな。

あとは、基本ミニ四駆は高速コーナー時はインリフトするものなんで、インリフトした時コーナーのタイヤの走るラインが少しでもイン側になるってことですかね(*・ω・)ノ

※別な話になりますが、超高速でのウエーブやレーンチェンジでの安定性が下がります。


2.ローラーのスラスト角が少ない方が速い、ってのもその通りです。

ローラーのスラスト角が多く、コーナー侵入スピードが速いほど、ローラーの回転方向と進行方向のずれにより、ローラーとコース壁の摩擦抵抗が上がる事で《減速が起きる》ってのが1つ。

上記により、アウト側タイヤにダウフォース(下に押し付ける力)が掛かり、イン側にタイヤがスライドする時にタイヤと路面の摩擦抵抗が生じるという、ローラーでコーナーリングするミニ四駆特有の現象が、ダウンフォースにより大きくなり、《減速する》ってのが2つ目です。


図1  スラスト角による力方向と摩擦抵抗の関係
2021-01-25 (5)



3.ローラーの前後の位置は、タイヤ側に寄せて狭い方が速くなる、てのは、ちょいと違います。

ローラーの前後の位置に関して、何故コーナースピードに影響するかを考えてみるとわかります。

簡単に言うと、タイヤの回転方向をアウト側の壁方向に向けるか、イン側のコーナー出口側の方向に向けるかの違いで、ローラーのスラスト角の抵抗と同じ原理です。

フロントスラスト角が無ければ、フロントローラーは前輪と離して前に、リアローラーは後輪に近く前方向に付ければ、タイヤの回転方向がイン側のコーナー出口方向にに向き、コーナー時イン側にタイヤがスライドする時の摩擦抵抗のが少し軽減されることにより速くなる。(下の図2、図3参照)


図2 コーナー時のタイヤの摩擦抵抗による減速の仕組み。
2021-01-25 (4)



図3 ローラー前後位置によタイヤの回転方向の変化と摩擦抵抗。
2021-01-25 (3)

でも、ただフロントローラーを前に出せば良いって事じゃない。

上の方の 図1 をもう一度参照して見てくれ(*・ω・)ノ

スラスト角が強かったり、エッジの効いたのや摩擦抵抗の強いフロント側のローラーを前に出すと、テコの原理に似た力のモーメントの関係で、コーナー時のフロントタイヤ摩擦抵抗が増えて遅くなるし、スラスト角がほとんどなく、プラリングで低摩擦にしてフロントローラーを前に出せば、コーナースピードは速くなる。

要は、ローラーのスラスト角、摩擦抵抗、フロントの前出しの距離のバランスが大事って事です。

※リヤ側ローラーをタイヤ側に寄せすぎるとウエーブやジャンプ時の安定性が損なわれます。


4.グリップの少ない、滑るタイヤの方がコーナーが速いは立体コースだと意味が変わってきます。

そもそもグリップの少ないタイヤは、トップスピード入るコーナーを摩擦抵抗の少ないタイヤでなるべく減速しないで走るということなんで、ブレーキを使うセクションの多い立体ショートコースなどでは、トップスピードで走れる時間は少なく、加速してる時間が多い場合はグリップしながらコーナーで加速するする方が速くなります。


図1 TAKE2
2021-01-25 (5)


上の図のスラスト角による力の方向を確認してみてください。
コーナー進入スピードが速く、ローラーのスラスト角と摩擦抵抗が大きいほど、コーナー時フロントタイヤの路面に押さえつける力が掛かり、テコの原理でリア側のタイヤに浮力の力掛かります。
フラットなどのマシンのタイヤはこの特性を活かしてフロントローグリップ、リアハイグリップのセッティングが多いと思います。


ここまでが大体一般的に言われてるコーナーを速くする事じゃないかなぁと思います。

大事なことはバランスなんで、極端なセッティングじゃなく、マシンの特性を理解してコースに合ったセッティングが出来れば良いと思います。

 





・さ~て、ここからはコーナーを速く走るその他の要素を語っていきます。

注:※1 ほかのセクションとのセッティングバランスが必要です。

・ローラーは回る方がいい。

・同じ520使ってるなら、リアローラーは径の大きい方が速くなる。

・スラスト角が少ないほど速くなる。※1

・アルミより、低摩擦のプラリンとかの方が速くなる。(特にフロント)※1

・加速しながらのコーナーは滑らない駆動が必須。

・ローラー高さと、上下の大きさ、スタビでインリフトを調整する。 ※1

・コーナー時のタイヤグリップは、マシンのトルクによるが、加速域中盤まではハイグリップ、加速域後半からトップスピードはローグリップの方が速い。






・コース素材によってのコーナー特性

公式5レーンコース、3レーンコースではコーナーの特性が違ってきます。
3レーンコースでもコースの色で違いがあり、走行回数でも変わってきます。


3レーンコースのコーナー特性

3レーンコースは5レーンコース(以下公式コース)より壁が柔らかく、マシンがコーナー時マシン質量と進入スピードが速いほど、アウト側のコーナー壁が更にアウト側にしなります。

色で言えばグレーのコースよりも白色のコースの方が柔らかく多少滑る感じです。

また一日の走行回数が多くなることにより、コース壁に繰り返し応力が加わり素材が軟化する性質があります。

このコースの特性も含めてミニ四駆の高速域でのコーナーは基本インリフトととなります。


公式コースのコーナー特性

公式コースコースではコースの壁が固くしなりにくい為、3レーンコースと比べるとコース特性によるインリフトがしにくく、コース路面が3レーンコースよりグリップしやすい事により、低摩擦タイヤが好まれる傾向にある。





・その他のコーナーに関するローラーセッティングの例

簡単なコーナーでアウトリフトさせるローラーセッティングイメージ図
2021-01-26 (2)


おまけ…
2021-01-26 (3)

ローラーセッティングの詳しい事はローラーセッティングの別な記事で上げます。

あまりコーナーに重点を置いセッティングにすると、ウェーブやレーンチェンジ等のほかのセクションでのマシーンの挙動に影響するので、コースに合わせたバランスが大事って事ですが、色々セッティング引き出しが多ければどんなコースでも選ばず、よりエキサイティングな走りでたのしめるんじゃないかな(*・ω・)ノ

今回、検証動画作んのとかめんどくて…

そんでね、YouTube検索してたらコーナーリング研究について良い動画みつけたんですよw

てか、うちのブログ記事を読むより良いよww

↓↓↓MrぼっくすさんのYouTube動画がオススメですよー(*・ω・)ノ

【ミニ四駆研究】旋回!究極のコーナーリング性能とは?



てな感じで、今回は会ったこともない、MrぼっくすさんのYouTube動画を勝手に紹介するってお話しでした~ んでは また~(。・ω・)ノ゙



今年の節分は鬼滅コスできまりだ!!w






深夜の大人の節分はこちらで…( ̄∠  ̄ )ノ





これであのシーンが再現できる!!!!! 爆血!!!

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