令和4年5月28日(土)
軽鳬の子 : かるがもの子
ガンカモ科の鴨で,軽鳬のこと。 東アジアが特産。
日本全国に留鳥として繁殖し、四季常駐している。
雌雄ほぼ同色で全体に暗い褐色をしており、頭や喉の
廻りが白い。
嘴は黒く、先端だけが黄色い。脚は橙黄赤色。
嗄(か)れた声をして、「グアッ、グア」と鳴く。
軽鳬は5月頃に産卵をして、24日程で卵からかえる。
雛は黄褐色の綿羽で覆われている。
水辺の草地に繁殖し、夏も日本に留まり繁殖するので、
「夏鴨」と呼ばれる。
親鳥の後について歩いたり、泳いだりする姿はとても
微笑ましく可愛い、、、癒される存在だ。
数年前、東海市の花菖蒲園に出掛けた。
太田川にかかる「おおみや橋」を渡り、川面に目をやると
カルガモの親子の泳ぎ姿を見つけた。
確り、親の後を追い必死について(と言うより、親も心得
て、時折後ろを伺い、ゆっくりゆっくり進む)水面を行く。
何とも、はや、、、とても愛らしく、スッカリ癒されて、
私達(句どち)は、暫し時間を忘れていた、、、、。
最近、毎年この頃になると各地から「カルガモ親子」の
ニュースが流れる。
車道を渡るカルガモの親子を素人カメラマンが追う。
或る町では、お巡りさんが出てカルガモの子が彼方此方
動き廻るのを親のもとへ誘導している姿は、とても仄々
として、、、安らぎを覚える。
今日の1句
道すがら軽鳬の子と小半時 ヤギ爺