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「湖畔に咲く愛」高倉知子先生感想。

ロマンス

今回は高倉知子先生の「湖畔に咲く愛」(原作:カーラ・コールター)を紹介します。
個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

あらすじはこちらです。↓↓

ベビーシッターのダニーは、世話をする子供たちの両親が旅行に出かけることになり、その間彼らの叔父ジョシュアのもとで過ごすことになった。
ジョシュアは世界的な会社のCEOでプレイボーイとしても有名。
笑顔ひとつで女性を虜にしてしまう彼に、厳格なダニーは無関心を決め込むがすぐに難しくなった。
なぜならジョシュアの魅力は世界一セクシーな独身男性という軽薄な評判のそれではなく、ある深い悲しみを乗り越えようとする内面の強さだと知ってしまったから…。

高倉知子先生は絵が綺麗で大好きな漫画家さん。
過去に「嘘つきな薬指」など他の作品も紹介しています。

このお話はヒロインとの恋愛もスパイスとしてはありますが、心に傷を負ったヒーローの再生物語という感じですね。
とても清々しい読後感のお話でした。

ネタバレですが、このお話で一番いいなと思ったところはやはり手放した子供を思い続け、自分の子供のように会社を育ててきたというヒーローの愛情深さ。
自分の子供を手放す話でヒロイン側が後悔したり苦しんだりという話は読んだことがありますが、ヒーロー側のこういう話はあまり覚えがありません
(あ、ヒロイン側のお話ではすでに紹介した小林博美先生の「涙がかれるまで」が超オススメです)。

そして、赤ちゃんを抱っこしている様子だけでヒーローの過去に思いを馳せるだけの洞察力があるヒロインはさすがですね。
自分も婚約に失敗していて男性不信気味でありながら、ヒーローに寄り添う気持ちが素敵だなと思いました。
なりゆきで一夜を共にすることになったときも簡単に深い仲にならないところも個人的にはツボでした。

ヒーロー、ヒロインだけでなく、ヒーローの息子やその家族、取引をしている家族の方たちなど、悪い人が出てこないお話だったのもよかったです。
恋愛的な盛り上がりには若干欠けるかもしれませんが、安心してオススメできる作品です。

ということで、評価は4.0。
実はちょっと前に同じ高倉知子先生の『育てられた花嫁』を読んで、ちょっと敬遠してしまったのですが、読んでよかったです。※
※『育てられた花嫁』は傲慢ヒーローもので後見人のヒロインと結婚する話なんですが、年の差があって精神的にも幼いヒロインに対してヒーローの態度がちょっとどうかな…という読後感なのでレビューはしません…。
興味のある方はリンクから確認してみてください。

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ハーレはやはり原作あってのコミカライズなので、好きな漫画家さんでも立ち読みしてから購入するといいかもしれませんね。
何にしても新作チェックは欠かせない漫画家さんの一人なので、高倉知子先生の次回作が楽しみです。

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