9月中旬。
シルバーウィーク。

南の地方に住む私と東京に住む彼との約2ヶ月ぶりの再会。
札幌で待ち合わせて秋の北海道を堪能してきました。

そこで初めて彼には病名が「子宮がん」だったことを告白。
予想通りとてもビックリしていたし、とても気遣ってくれました。
彼は環境が変わって大変な時期だったから、やっぱり言わなくて正解だったと思います。


今回の旅行は4泊5日。
恋人同士がお泊りするということは、、、当然セックスします。

主治医からは「性交渉は1ヵ月後から」と言われていたし、手術から1ヶ月半経っているから問題はないはず。

彼も久しぶりなので楽しみにしてくれていたと思います。
もちろん私も楽しみでした。

でも、以前のようなセックスができるのか???
やはり不安を感じます。


まず、濡れるのは問題ありませんでした。
挿入された時にちょっとだけ痛みを感じたけど、時間が経つにつれ気にならなくなりました。
彼も気を遣ってくれていたし、行為自体は十分楽しめていたと思います。

ところが、彼が体位を変えようと抜いた時に膣から何かが流れるのを感じ、、、(この時は、彼はイッてないはずだけど精液かと思いました)
「何か出てきた、、、。」と言うと

シーツを見た彼、「あ!血が出てる!!」


結構な量の血がシーツに流れてました。
これには2人ともかなりビックリ。

当然、この日の行為はここで中断。


出血は縫い合わせた膣の奥からだったのかどうかわかりませんが、その前の週に足つぼマッサージを受けようとした時に「体の表面の傷口がふさがっていてもマッサージすることによって内出血することがある」と言われたことが思い出されます。

ホテルに宿泊した残りの3泊、彼は「体が大切だから」と求めてくることはありませんでした。
彼の心遣いに感謝だし、申し訳なかったと思います。


その後、東京の彼のマンションに1泊。
そこで私から誘って再度トライ。

今度は痛みも出血もなくスムーズでした。
以前と変わりなく楽しめたと思います。

問題なくセックスできることも確認できたし、これでひと区切りのような気がします。


次回は生命保険金の給付について。



  * * *




北斗晶さん乳がんで手術のニュースの翌日には川島なお美さんの訃報。
もしも治療を始めるのがもう少し遅かったら、、、我が身にも起こったかもしれないこと。
本当に胸が締め付けられるような気持でした。

川島さんのご冥福をお祈りいたします。

また、北斗さんの1日も早い復帰を願っております。



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9月7日(月)-9日(水)

術後1ヶ月経過したので、手術後の初めての旅行。
大阪に住む80歳の伯母と京都へ。

大阪までの移動は飛行機。
これまで飛行機には数えきれないほど乗っているけど、さすがに怖いと感じるほどのひどい揺れ。
CAさんも着席だし、隣の座席だった男の子は前の座席を押さえてるし、若い女の子からは悲鳴が上がるし、、、
こんなに揺れるんだったら飛ばさないでよ~っと真剣に思いました。。。

無事に伊丹空港に到着し、伯母とはJR京都駅で待ち合わせ。
清水寺などの名所を散策。

2日間、歩いた距離は伯母が持っていた万歩計によると、1日目は10,000歩、2日目は12,000歩を超えてました。
かなり歩いたけど、体調はすこぶるGOOD。

宿泊先も伯母が会員となっている高級リゾートだったので優雅でした。


2泊目は伯母とは別れて大阪梅田のホテルに1泊。
そこで、時間があったのでホテルのリラクゼーションルームに「足つぼマッサージ」の予約。

受付票を書く際、「最近、大きな病気をされたことはありませんか?」と質問されたので、

「1ヶ月前に手術をしたんですけど。」と言ったところ、、、

開腹手術などをした場合、体の表面の傷口がふさがっていてもマッサージすることによって内出血する危険があります

と言われ、、、

さすがにそれは怖いので、マッサージはやめておきました。
すっかり元気になったけど、まだやっぱり1ヶ月しかたってないし。

来週は彼氏と北海道旅行。
その後、アメリカへ帰る予定です。



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9月2日(水)
手術から4週間。


術後1ヶ月検診。

経膣エコー、触診。
経過は良好とのことでした。


手術痕もかなり薄くなってきて、かさぶたのようになっていた縫った糸もいつの間にか取れてました。
おへその創痕だけがまだ少しかさぶたっぽく残ってますが。。。


2ヶ月前、不安な気持ちで待合室で待っていた自分を思い出すと懐かしささえ感じてしまいます。

思えば、私はラッキーでした。

まず、自覚症状があったこと。
何も自覚症状がなく、調子が悪いと感じて受診したら末期がんだったというのは残念なことに身近でもよく聞く話です。

それに、自覚症状である不正出血があったのが閉経から数年後だったということ。
もしも閉経前や閉経直後だったとしたら、閉経前によく聞くホルモンの変化による出血なんだろうと自己判断で片付けてしまっていたかもしれません。

それから、初期のうちに手術ができたこと。
不正出血があって手術するまで、帰国したりいろいろとで4ヶ月以上時間があいたのでその間に進行していたら、、、と不安でした。
ですが、グレード1Aで追加治療の必要がない初期だったことは本当に幸いでした。

また、再発リスクを覚悟した上でリンパ節切除を省略してもらうようお願いしたのはある種の賭けでした。
リンパ浮腫などの後遺症に悩まなくてもすむというのは本当にありがたいことです。



今後は1年に1回はCTスキャンの検査が必要。
もちろん、再発リスクもゼロではないので、十分に注意して生活したいと思います。




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病理検査の結果を聞いてから1週間。
お願いしていた診断書を受け取り、保険会社に提出。
診断書の作成費は税込みで5400円。


以下は診断書の内容。


疾病名:子宮体癌

入院期間:H27年8月4日~8月11日

診断方法:病理組織

最終病理組織診断名:類内膜線癌

告知した相手:本人

手術処置:腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術



これで、がん診断、入院、手術、通院給付金が支給されるはず。
診断書が保険会社の本社へ到着し、承認されれば4,5日後には銀行口座へ振り込まれるそうです。

但し、保険の契約が古いものは「上皮内がん(上皮内新生物)」だった場合は支払いの対象とならないこともあるそう。
この「上皮内がん」というのは治療をすれば完治し再発のリスクがないもの。

詳しくは保険の教科書に説明されています。


診断書には病期を選ぶ欄があって、そこに「上皮内癌」「非浸潤性」「浸潤性」「その他」とあるのですが、そのどれもチェックはされていません。

果たして、この診断書で保険金は支払われるのか???
もしも支払いがされないとしたら、何のために「がん保険」に加入し長年保険金を支払い続けてきたのか?

支払いがされるものと信じて、このブログでも保険の大切さを訴えてきたので、結果はご報告します。



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退院して2週間。
手術後3週間。

子宮体がんの手術法は以下のイラストのとおり。

画像はがんサポートからお借りしました。
手術の内容もこちらに詳しく記載されています。

私は腹腔鏡手術を受けたので、手術痕は小さな創が4ヶ所のみ。
手術後はおへそまわりに大きな内出血があって黒ずんでいましたがだんだんと薄くなっていき、もうほとんどわからないくらいになりました。

切除した臓器は膣から取り出されるため、膣の奥が縫い合わせてあるようです。
入院中は性器からの出血はまったくありませんでしたが、退院後に2週間ほど続きそれもほぼ治まってきました。

手術痕も痛むことはまったくありません。

私は現在は日本に一時帰国中で仕事はしてないので、特に用事がないと外出はしませんが運動不足解消のため、できるだけお散歩はするようにしています。

術後のコンディションは非常に良く、もしも仕事を持っていたとしたら退院1週間後からでも無理をしなければ再開できただろうな、と思います。

旅行は1ヵ月後からOKと言われたので、9月初めにアメリカに戻ろうかと思ったけれど、せっかくの機会なので日本国内を旅してから、9月下旬に戻ることに決めました。




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