安倍元総理の通夜、葬儀が終えられました。
見送った人の多さに改めて、安倍さんの功績だけでない愛されるお人柄を実感します。
あの日からまだ日にちも経っていませんが、菅さんが涙をこらえてテレビの番組内で当日のことを語ってらっしゃって。。。
その菅さんの語られた言葉に深い愛情を感じました。
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安倍さんが銃撃に合われたという一報を知らされた菅さんは、すぐさま奈良へ向かわれたそうです。
本来の予定では沖縄での活動のため羽田空港へ向かう車の中でしたが、迷うことなく奈良に向かったそうです。
その理由について、
菅さんは、とつとつと、こう仰られました。
「撃たれたのが"胸"と聞いて万が一のことを考えて(安倍さんと)同じ空気を吸いたいという思いだった。」
しばらくの沈黙のあと、
「さみしがり屋の方だったから、そばにいてやりたいという、そんな感じでとにかく行ってみようと。」
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もしかすると安倍さんの命が失われるかもしれない、
ならば最期の時を同じ土地の同じ空気を吸っていたかったと。
安倍さんのことをよく知っているからこそ、さみしくないようにもしかして最期の時を過ごそうと。
「同じ(土地の)空気を吸っていたかった」
そんな愛情の表現があるのですね。
菅さんは普段から感情の抑揚が少なく感情が読み取りにくい方ではありますが、
とっさの想いと行動で、どれだけの信頼関係で安倍さんを支えて向き合ってこられたのか、人として温かい気持ちで安倍さんを想っておられたのか。
また安倍元総理のお人柄がそう思わせたのだとも思いますが、
政治家同士を越えた人間同士の強い絆を感じました。
そんな菅さんの言葉に思わず涙があふれてしまいました。
こういう局面にあって、人の本質が見えてくるものですね。
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連日の報道、ニュース映像で感情が不安定になられている方も多いと聞きます。
いま流れている時間は誰にとっても平等です☺️
故人を偲ぶ気持ちは大切ではありますが、何よりも誰よりもご自身の心を大切にお過ごしくださいね。
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私は占いを扱う立場であるので「安倍さんのこの日の運勢はどうだったのか」と聞かれることもありますが、
占いで人の生死はわかりませんし、みません。
占いやスピリチュアルで「不幸な出来事は事前にわかっていた」「暗示が出ていた」などは全て後づけ、後出しであり何の役にも立ちません。
占いという巷で怪しげで危ういもののレベルをさらに下げる事よりも、未来に希望をもつための指針として役立たせていくことが本来の占いのあるべき立場だということを伝えさせてください🙏
2022年7月14日(木)