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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感+ 2024/2/23>
昨日、13時30分から15時40分過ぎまで、東京地裁422号法廷で、「五輪汚職疑惑」の高橋治之被告の公判(証人尋問)を傍聴した。一般傍聴券36枚。倍率は2~3倍だろうか。運よく抽選に当たった。
証人は、文部科学省から東京五輪組織委員会の企画財務局企画部に出向し、理事会運営に携わっていたという男性。立証の趣旨は、森会長からマーケティングを任されたとされる高橋被告に、理事としての職務権限があったかどうか。
前半は、検察による尋問。何を聞き出したいのか、よくわからない、メリハリのない質問と回答が続き、前夜に痛飲したこともあり、何度か睡魔に襲われた。後半は弁護側。主に①高橋被告が業務執行権を持つ=決済権限のある理事ではなかったこと、②理事会自体の位置づけ・運営がゆるかったこと、③理事に対する「みなし公務員」であることの伝え方が甘かったこと、を引き出していた。最後は裁判官から、組織委の定款で定義されている業務執行理事の範囲について、確認的な尋問があった。
高橋被告を弁護する元東京地検特捜部検事だった貞弘弁護士(シティユーワ法律事務所)の迫力ある尋問が、この日の見どころだった。裁判素人の印象としては、「高橋被告には理事としての職務権限はなかった」という弁護側の主張に大きく傾いたのではないか。次回は3月7日に、別の証人尋問の予定。
なお、ぼくの隣で阿曽山大噴火氏が傍聴していたことを書き加えておく。


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