100年続く書を書く瞬間を撮らせていただきました。 | 『本当の私を生きる』人たちへ。<意識の研究>

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本来の自分に還り 現実を創造するためのヒントを
お伝えしています。

【花が開きはじめる】
   
夏至の日
100年続くアートが生まれる瞬間に
立ち会わせていただきました。
   


*
   
無添加書道家 夕幻さん
   
形式ではなく、本質に徹底的にこだわり
削ぎ落してゆく書。
   
100年続く、魂そのものを残す
家宝になる書を書かれています。
   
夕幻さんと以前から交流のある
舞手 のりこちゃん。
   


彼女の依頼で
夕幻さん自身も「書きたい!」と湧き上がってきた言葉を書きに
彼女のご実家の素晴らしい空間に伺わせていただきました。
    
この6月、夕幻さんは心情の大きな変革もあり
この日が特別な日になると確信していました。
   
丁度、「仕事」ではなく「作品」としてとらえられる
アーティストの人に
映像カメラマンとスチールカメラマンを頼みたいと
思っていた最中。
   
映像カメラマンは、これ以上ない
ピッタリの方と話が決まっていて。
   
写真を撮っている人も探していた所、
私を思い浮かべていただきました!!
    
何より、夕幻さんと奥様のみっちぃさんからのご依頼。
Yes以外の言葉はありません!!
   
*
   
のりこちゃんのお家は
有名なお蕎麦屋さんでした。
   
時代と共に沢山の人に愛されたであろう
日本家屋の店内。素晴らしい調度品の数々。
   
その場を、のりこちゃんが
丁寧に整えてくださりお迎えしてくださりました。
   
   
のりこちゃんの言葉への想いを
しっかりと聴いて、エネルギーを確認した後
   
舞台が整ってゆきます。

 


   
紙は雪さらしの和紙。
雪の上で、太陽と雪にあたることで
薬品をいっさい使うことなく
美しく漂白され、つやのある強い紙がうまれるそうです。

 

   
はじめてお逢いするけれども
のりこちゃんにピッタリの紙だと感じました。
   
そして、のりこちゃんが汲んできてくれた
土地の水。

 


   
丁寧に墨をすって、のりこちゃんはじめ
その場に立ち会う全員ですらせていただきました。


   
夕幻さんがすっている間
のりこちゃんが舞いはじめます。

 


   
幕開け。
敷居の先は二人の舞台でした。
   
夕幻さんが祈ります。
自分の身体をお使いください、と。

 

 


   
一点に筆がおろされます。

 

 

   
まるで龍がうねるかの様に
艶めいて軌跡が描かれていきます。


   
産まれる
   
という言葉が浮かぶほど
強くエネルギーが凝縮し
開放されていきます。

 

 

   
僅かな時間。
でも時が止まったかのように感じる時間。
   
*
   
書き終えた書は素晴らしく
夕幻さんの書だけれども
しっかりとのりこちゃんのエネルギーも
のっていて
   
優しくも意志が力強い
   
そんな風に感じました。

 


   
完成品は、
掛け軸になるとのこと。
   
伝統を受け継いだ職人さんたちが
100年先も残せる作品に仕上げてくださります。
   
この夏至の日から
花が開いていく。
   
これからの世界への祈りとも感じる時間。
   

 


素晴らしい時間を切り取らせていただき
本当にありがとうございました!!!