七夕のわんこ | おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

おばあちゃんになった、わんこさんのおはなし。                    ~高齢柴犬の闘病・介護記録~

ハイシニア柴犬介護記録です。
1年3カ月の闘病期間を含め、いつでも家族みんなで笑いながら過ごした、柴犬「わんこさん」との16年と8カ月の生活。
悲喜こもごもあったけど、トータルしてとっても幸せだった日々のおはなしです。

犬と一緒に過ごす生活って、いいね。

7月6日は私の勤務シフトが夕方までで、日没前の時間に帰ることができた日でした。帰り道、私の乏しい体力にもまだ若干の余裕があり、明るいから道中すれ違う人たちの姿も観察することが可能です。迎えに来たお母さんの自転車の後ろに乗せられて自宅まで帰る途中の保育園帰りの子供たちの手に、思い思いの飾りつけをした笹の小枝が握られているのが見て取れて「ああそうか。明日は七夕だったね」と、季節感を感じとることができました。ふと笑顔になれるような瞬間です。

 

そんな一日の締めくくりに、もうすぐ自宅という距離で出会ったのは、わんこさんとは生きる時代が違い散歩仲間にはなれなかったために、きっと近所に住んでいながら名前も知らない、凛々しいお顔立ちの赤柴ちゃん。

どこで拾ったものなのか、なんだか小汚いタオルを高々と掲げるようにくわえて、もう本当に意気揚々としか言いようのないピカピカの笑顔で凱旋帰宅の真っ最中。うしろに伸びたリードを引いたおかあさんを従えて、すれ違う私にも「俺、今、最高にイケてるだろ?」と、まごうことなきドヤ顔を決めて、大威張りで歩いています。

そうそう、わんこさんもそうだった!散歩途中に拾ったわんこさんなりのお宝をすれ違う人みんなに得意気に見せびらかせながら、ドヤ顔で自慢するんだよね。私が不衛生だと心配して取り上げようとすると全力で抵抗したけど、「そんな薄汚い代物、私間違っても欲しくないからね!」って思ってたよ。

そんな柴ちゃんとすれ違ったら、もう私は破顔するよりほかの選択肢を持ち合わせていません。私とは面識のない柴ちゃんのおかあさんに不審がられないために、マスクで表情がわかりにくくてよかった。

 

わんこってみんな、本当にかわいいよね。かわいいわんこがみんなそれぞれの人生を幸せに過ごせますように。今後も人間となかよく共存してくれますように。そう願った私の願い事、彦星様と織姫様は七夕当日が雨天でもきっと叶えてくださるでしょう?お二人もわんこをかわいいとお思いですよね?わんこって天使みたいに清らかで、掛け値なしでかわいらしいから。だから私も、ほかの子のふとしたしぐさの中にかつて一緒に過ごした我が家の愛しい子を、即時に投影できるのです。会ったことのないブログのわんこちゃんたちも、もうずっと知り合いだったかのように親しく思うことができるのです。

 

 

 

 


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