月曜日にスカートを切られた。8 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

更に1週間後

 

玲奈はいつも最寄りの駅のキップ売り場で

午前8時に珠理奈と待ち合わせをしていた。

 

だがこの日に現れたのは

平手友梨奈だった。

 

「あ・・・平手さん。」

 

「すいません。

 珠理奈は急遽、仕事が入ったので

 私が一緒に行きますね。」

 

「もう大丈夫だと思いますので

 私一人で通勤しますから、

 これ以上ご迷惑かけられません。」

 

玲奈は珠理奈にだけでなく

友梨奈にまで迷惑をかけるのが

申し訳ないのであろうか、

かなり悪びれた表情をした。

 

「大丈夫ですよ。私も休みで

 やることありませんし

 20分程度のガードですから

 気にしないでください。」

 

友梨奈はそう言って

もうキップを買い出した。

 

友梨奈も玲奈に惹かれるところがあり

一緒に時を過ごしたいと内心思っていた。

 

「そうですか・・・じゃあ、お願いします。」

 

玲奈はお辞儀した。

 

友梨奈はその所作がとても美しく思い

一瞬見とれてしまったのだ。