Takekida's log

千里の道も一歩から

鋼の自己肯定感

2022-10-01 23:05:05 | Books
 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法 宮崎直子 (著)

 文化的な背景もあるのでしょうが日本人の自己肯定感が低いことは良く知られた事実。2017年に高校生を対象に行われた「自分に価値があると思うか」というヒアリングではアメリカでは84%に対し日本では45%だったとのことで大きな差がついてます。筆者ンシリコンバレーでの経験を基にいかに自己肯定感を高止まりにするかのヒントが隠された本です。
 そもそもの保育園や幼稚園の段階からありのままの自分を受け入れさせたり個性を尊重する環境があることが知られてますがそういった環境になくともマインドセットを変えることで自己肯定感を持つことが出来るというのが本書のポイントです。自己肯定感は自己有用感といった人の役に立っているという視点と間違えがちなのですが人の役に立っていようがなかろうが自分ん視点で自分を受け入れて愛するというのが本書の自己肯定感の定義です。
 そもそも自己肯定感を下げる理由としては①他人からの評価、②他者比較での自己評価、③成功と失敗の定義、④不測の事態の4つがあると指摘。そもそもが相対的に比較しようとしていることが原因と言えるためまずはありのままの自分を受け入れる考え方を持つことが重要としています。確かに何かしら評価軸が他者はどうかとか基準に陥りがちなわけですがそう思った瞬間に「自分は自分」 という一人称系で語るアファーメーションを行っていくことがポジティブに考える一歩だと言えそうです。
 具体的なポジティブ感を高める行動としては①運動で汗を流すこと、②自然と触れ合う、③昼寝をする、④アウトプットを伴う行動を行う、などが挙げられてます。この年になってくると「自分を持っているか」というのが改めて人生にとって重要なのだとは思います。自分で考えて自分で決断することの重要さは言うまでもなくひしひしと感じています。
Comment    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 含蓄のあるイグノーベル賞 | TOP | レプタイルズ名古屋 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | Books