他のバンドでもそうなのですが、特にピンク・フロイドについて批評めいた文章を書くなんてまだまだ自分には時期尚早なのです。
いまだに少々取っつき難いんですよね、フロイド。
75年に発表されたアルバム『炎~あなたがここにいてほしい~』のオープニングとラストを飾る大作「クレイジー・ダイアモンド」。
かつての主要メンバーであるシド・バレットその人を題材とした曲です。 歌詞がいいんですよ。
特にパート6-9の。
おまえがどこにいるのか誰も知らない
近くにいるのか、遠くにいるのか・・・
輝け!クレイジー・ダイアモンド
僕も狂気の壁を何層も重ねていけば
いつか君に会えるだろう
それまで輝きつづけてほしい
その時僕らは過去の栄光が落とす影に身を浸して
鋼鉄の風に乗って旅立とう
少年の心のままに純真なおまえ
おまえは勝利者、そして敗北者
真実と妄想の探求者よ
いつまでも輝きつづけるがいい!
(「ピンク・フロイド詩集」山本安見 訳、シンコーミュージック刊1978年)
パート1-5のフリを見事に収束させる完成度の高い歌詞だと思います。
この山本さんの訳詩も格調高く素晴らしいです。
そしてデイブ・ギルモアのギター。
前半の怪しげで印象的なアルペジオから後半のナイフで何かスイスイと切っていくようなスライドまで、さんざん言われてきておりますが「名演」としか言いようがありません。
速いフレーズを弾くタイプのギタリストではないので地味ではありますが、独特な浮遊感のある音色やしっかり練られた構成の妙は唯一無二。
パート1-5 の後半部分のシャッフルに変わるところも聴きどころです。
あれもギターのアルペジオが伏線になってるんですよね。DJが曲をミックスして繋ぐような雰囲気があってスリリングな部分ですね。
満月の夜やちょっとメランコリックな気分の時にぴったりとはまるこの「クレイジー・ダイアモンド」。
ピンク・フロイドの入門としては『原子心母』、『狂気』が推されるんですが僕はこの曲が収録されている『炎』から入るのも解りやすくていいのではないかと思っております。(タケ)
いまだに少々取っつき難いんですよね、フロイド。
75年に発表されたアルバム『炎~あなたがここにいてほしい~』のオープニングとラストを飾る大作「クレイジー・ダイアモンド」。
かつての主要メンバーであるシド・バレットその人を題材とした曲です。 歌詞がいいんですよ。
特にパート6-9の。
おまえがどこにいるのか誰も知らない
近くにいるのか、遠くにいるのか・・・
輝け!クレイジー・ダイアモンド
僕も狂気の壁を何層も重ねていけば
いつか君に会えるだろう
それまで輝きつづけてほしい
その時僕らは過去の栄光が落とす影に身を浸して
鋼鉄の風に乗って旅立とう
少年の心のままに純真なおまえ
おまえは勝利者、そして敗北者
真実と妄想の探求者よ
いつまでも輝きつづけるがいい!
(「ピンク・フロイド詩集」山本安見 訳、シンコーミュージック刊1978年)
パート1-5のフリを見事に収束させる完成度の高い歌詞だと思います。
この山本さんの訳詩も格調高く素晴らしいです。
そしてデイブ・ギルモアのギター。
前半の怪しげで印象的なアルペジオから後半のナイフで何かスイスイと切っていくようなスライドまで、さんざん言われてきておりますが「名演」としか言いようがありません。
速いフレーズを弾くタイプのギタリストではないので地味ではありますが、独特な浮遊感のある音色やしっかり練られた構成の妙は唯一無二。
パート1-5 の後半部分のシャッフルに変わるところも聴きどころです。
あれもギターのアルペジオが伏線になってるんですよね。DJが曲をミックスして繋ぐような雰囲気があってスリリングな部分ですね。
満月の夜やちょっとメランコリックな気分の時にぴったりとはまるこの「クレイジー・ダイアモンド」。
ピンク・フロイドの入門としては『原子心母』、『狂気』が推されるんですが僕はこの曲が収録されている『炎』から入るのも解りやすくていいのではないかと思っております。(タケ)
コメント
コメント一覧 (1)
翔望(syofu)と言います。
ピンクフロイドの中でも特にお気に入りの一枚です。
名盤だと思いますよ。
貴サイトでとても懐かしい曲に再会できた喜びをどのように伝えたらよいのでしょうか?
時々お伺いして昔を思い出したいと思います。