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どうも。お久しぶりです。このブログを読んでる方は、果たしてまだいらっしゃるのでしょうか?
それは、私には判らない。そもそも私が書かなくなった理由も余裕がないから・・・・
そもそも、このブログを精力的に更新していたのは私ではない・・・・
まぁ、そんなこんながありまして・・・・

数年荒野と化したこのブログ。
そもそも、ありあまるモラトリアムの時代に、勉強もせず、合コンにも行かず、異性との
甘酸っぱい思い出もあまりなく・・・・
ただただイカしたロックを聴き、イカした仲間とあーだこーだ言いながら、バンドをやって
気が付けばそんな生活も終わり、日々働いてストレスかかえて気づけばおっさんになっていた。。。。。
そう、それはロック的価値観から見ればダサい。
私が若かりし頃、なりたくなかったおっさんになってしまっていた訳です。
こわいですね。恐ろしいですね。それではまた来週、さよなら、さよなら、さよなら。。。。。
と、往年の日曜洋画劇場のようにはいかないのが人生ですよ。
若き日々を思い出し始めたこのブログも続かなくなり・・・・

ちなみにこのブログも昔、青春時代を過ごした仲間三人で始めたブログだった訳で。

そしてすげー個人的なことですが、色々ありまして私は現在リハビリを兼ねてタイピングの練習にこのブログを書いてる訳で。
どうですか、この非ロックぶり。
俺の中のシドビシャスにベースで頭をカチ割られそうな気もしますが。。。。
しかしですよ、女房、子供の為にも苦手なことを避けては通れない訳ですよ。
苦手だけどPCにも慣れていかないと。
と、数年前はiPhoneで更新してたアタイ・・・・
もうすぐ職場復帰するので、自分の言葉で文章を打つ練習と一応キーボードの位置を覚えていこう
とする涙苦しい努力・・・・・
聞こえますか?聞こえますか?
僕の中のコーネリアスがマイクチェックしてるのが・・・・
もし聞こえた方がいらしゃったら、あなたに一言。
「あぶないです。」
とまぁ、くだらない冗談や悲しみはそっと鼻水と一緒にティッシュに丸めて・・・

今回の曲はXTCのタワーズ・オブ・ロンドンです。


英国ひねくれポップの至高とも言われるXTC。
僕が若い頃、大好きだったバンドなんですが この曲はライブバンドとして油がのっていた
ブラックシーに収録されているシングルカットもされている曲です。
作曲者のアンディーパートリッジはキンクスのウォータールー・サンセットを書き直そうとして出来た曲のようです。


「俺は歴史が大好きで、ヴィクトリア朝時代のロンドンの発展を労働者の視点から書きたかったんだ。ロンドンにある数々のトンネルを掘って死んでいった人たちのことをね。でも、トンネルズ・オブ・ロンドンじゃどうもピンとこなかった。自分が言いたいことをうまく歌詞に出来なかった。ヴィクトリア朝時代の見本を建てるために死んだ人たちに対する同情の気持ちを伝えたかったのに。キンクス風の歌を作ろうとしたけど力が及ばなかった。バッキング・ヴォーカルの『ラ、ラ、ラ、ランディリアム』というラインは苦し紛れに出来たんだ。」(XTC:ソングストーリーズより)

XTCはアンディー・パートリッジのライブ恐怖症やら、金銭的不安などにより、どんどん活動が縮小され、メンバーもいなくなり、今ではデモ音源ばかりでマニアを喜ばす・・・
そういう看板だけが残った状態だと思います。

僕の中では、せっかくカッコイイ曲が多いんだから考えすぎずにやれよ!と思うとこもあるんですが
考えすぎな音楽こそがXTCとも言えるし。。。。

そしてこのライブバンドとしての時期が素晴らしいからこそ、今があるというか。。。

僕もこれからまた仕事に復帰するので、また悪くなったらどうする・・・っていう不安も正直ありますが、不安があるなら悩む前に行動しようぜ!と。
ライブバンド時代のXTCが大好きだからこそ、あえてここでは箱庭ポップ時代のXTCを否定するという自分勝手な現在の境遇からくる主観だけで主張するアタイ。。。。

まぁ、音楽と匂いは記憶を呼び起こすと昔何かで見た記憶があります。
作るまでは音楽とは作曲者のものですが、その音楽を聴いてどう思うかはリスナーの自由であり
今、タワー・オブ・ロンドンを選んだのも理由が2つありまして、1つは青春のバンドでもあり、くたびれたおっさんだけど
それでも前を向いて行きたいし、無事回復して「アンディー考えすぎだぜ・・・」って心の中の俺のアンディーに言ってやりたいから(笑)ってのともう1つは

「レノンが撃たれた日の夜、俺たちはリヴァプールでギグをやってたんだ。俺は最後にやった『タワーズ・オブ・ロンドン』の終わりの部分のコードが簡単に変えられることに気づいて『レイン』をやり始めた」

「俺はあの時、すごく感情的になっていた。”なんてこった。ジョン・レノンが撃たれた日にリヴァプールにいて、ビートルズの曲をやってるなんて‘‘って思った。涙が頬を伝ったよ。」(XTC:ソングストーリズより)

ジョンが撃たれた日、数々の名曲を作ったのは確かにジョンなんだけど
ジョンの作った曲は沢山の人達の思い出と共にフィードバックされ、繰り返され、それは今も続いてるんです。
それはとても美しい。



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そして、このブログを最も精力的に更新していたタケ氏は
「俺はジョンの死んだ日に初めて歌を歌ったらしいぜ?」
と、約20年前うそぶいていました(笑)

人生にはこういうユーモアも必要。

まぁ、笑って前に進んでたらなんとかなるやろ?ってことで。

って感じでまた気が向いたら更新しますわ。

辛抱するでござる!忍忍!
(ナタ)

ブラック・シー
XTC
ヴァージン・ジャパン
1992-04-01

XTCソング・ストーリーズ
ネヴィル ファーマー
水声社
2000-05