ジェルネイルは、水あめみたいに、ハチミツみたいにトロっとしたもので、触ってしまうとベタベタします。
それを手に付いたままにしていたり
その手を口に入れたりしては良くない
これは深く考えなくても分かりやすいことです。
ジェルネイルのジェルはどこのメーカーの製品であっても、手に触ったりしないように施術するに越したことはありません。
手に付いたら、しっかり石けんで洗いましょう。
エタノールやアセトンでジェルは溶けるので、このような溶剤で拭いたら良いように思えますが、溶けた状態のまま皮膚に浸透しやすくなりますので、避けた方が良いです。
ジェルが付いたら、
1)乾いた紙、破れにくくて吸い取りの良いキッチンペーパーでしっかり拭いて、
2)石鹸で良く洗う。
できるだけすぐ取り除きましょう。
ところで
ジェルが固まった後はどうなのでしょう?
ツメの上で完全に硬化しており、ツルツルのカチカチです。
そうなったら、なめても、何しても大丈夫!
と思ってる人がほとんどだと思います。
有害な成分を含まないジェルを使用し、完全に硬化した場合はかなり安定しており、有害であると考えなくて良いという説があります。
有害な成分:ホルムアルデヒド、HEMA、アクリル酸、メタクリル酸、ビスフェノールA など
しかし
私が疑問を持ち始めたキッカケがあります。
できるだけ悪そうな物を使わないように施術し、ノンアセトン、ノンアクリリック、ノンプライマーで施術しても、自爪をのばせない位に弱くなる現象です。塗って固まったまま乗せてるだけでも伸ばした先から爪が内側に巻いていき、コシがなくなってもろくなり亀裂が入るようになってしまいます。
ただし、肌と同じで、爪も個人差があり、丈夫な方と弱く敏感な方もおられるのですが、私が非常に弱いのです。
そのために、いろいろ工夫せざるを得なかったのですが、それがいろいろな発見につながっています。
そこでわかったわけです。
アセトン以外にも、ジェル自体の成分に大いに問題がある。
プラスチックの水筒にお水を入れておくと
その中の水がプラスチック臭くなるという現象。誰でも経験したことがあると思います。
しっかり固まっていても
容器の成分は溶出し水に溶け出ているわけです。
これは哺乳瓶や食品のプラスチック容器に含まれていたビスフェノールA(*)でも大いに問題にされています
(*)BPA:プラスチックの食品容器に使う原料だが、完成したプラスチック容器から溶出し健康被害がある成分
プラスチックからは固まった後も有害な成分が溶け出るわけです
ジェルもプラスチックの一種です。信頼できるメーカーのものを使用する必要があります。
ジェルはUVライトで完全に固まったように見えます。中の分子同士が化学変化を起こし結合します。
もし完全に結合した場合は、かなり安定しているのがジェルネイルです。
ですが、
- 結合すべき分子の数が合うわけないので、結合し損ねる成分が残ります。
- ライトの当て方等によっても、固まり切ってない場合があります。
- 施術時に硬化前のジェルが皮膚に付くことがあります。
- オフ時にアセトンで溶け、それが皮膚に付きます。
- フィルイン時に削られた粉が肌についても敏感な方で痒みがでる場合があります。
爪に塗って固めておくだけでもジェルの品質により爪が傷むという現象があります。
実験好きなので、いろんなジェルで試しています。
ネイルの場合は爪に密着させたまま数週間置くわけですから、成分が溶け出る十分な時間があることになり、成分によっては爪にも健康にも影響を受けてしまいます。
私は自分自身の実体験から、完全に確信しています。
ジェルは有害成分が多いほど、爪に悪い。
アセトンだけじゃないです。
ジェルネイルはとっても素敵なのであきらめたくない、という思いから、時間をかけてテストを繰り返してオーガニックメソッドが出来上がりました。
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