賃貸仲介の広告料の表現めんどくせぇ | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

賃貸仲介の広告料の表現めんどくせぇ

賃貸の募集チラシをつくるとき、一番下の帯に取り分を記載する欄がある。

 

以前ならここにAD100%と書けば「仲介手数料1カ月+広告料1カ月」と解釈されていたようだ。

ADって広告料のことだから仲介手数料とは別途で出しますよということ。

 

ただ、業法では賃貸の仲介手数料は「貸主、借主、いずれかから合わせて1カ月が上限」ということになっている。

しかし、長年、賃貸業界ではこの業法は完全に無視され、「貸主、借主、両方から仲介手数料1カ月」を取るのが当たり前だった。ADはこれに加えて貸主側が上乗せで払う場合の広告料という位置づけだったのだ。

 

しかし近年、大手仲介業者が訴えられた裁判で「業法を守れ」という判例が出た(当たり前だ)。

 

なので、もし仲介が借主から仲介手数料という名目で1カ月をもらうのであれば、貸主が払うお金の名目は仲介手数料ではないということになる。

 

これで困るのが従来からのマイソクの取り分記載の欄の表現だ。

仲介手数料ではないのであれば広告料としか言いようがないので「AD100%」と書くしかない。

しかし、未だに賃貸仲介はここにAD100と書くと「仲手+ADで計2カ月分もらえる」と思ってしまうのだ。

 

自分が店舗まわりをするときには「大家さんからの報酬は名目に関わらず〇ヶ月分です」とはっきり伝えられるのだが、レインズを見て内見依頼、即申し込みというスピードの速い業者の場合、この説明が後からになってしまい、揉めることがある。

 

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