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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ドゥ・ユー・リメンバー・ミー  by  YUKI(岡崎友紀)

2021年09月13日 | 音楽全般

 

 

これは1980年に岡崎友紀がYUKIという覆面名でリリースした楽曲だ。

YUKIとはいっても、元ジュディアンドマリーのボーカリストとは別人なので、念のため。

 

この曲は発売当時にスーパーヒットした・・というわけではなかったと思うが、その後数多くのシンガーによってカバーされることになった名曲だ。

ちなみに、お暇な時にでも、この曲を検索してもらえば、いかに多くの人にカバーされてきているか、おわかりになると思う。

 

私が20代の頃に組んでたポップスバンドでも、この曲はカバーした覚えがある。

そのバンドでは、男性ボーカルと女性ボーカルがひとりづつ居て、この曲は女性ボーカルがソロで歌うレパートリーになった。

私のバンドがカバーした時点ではこの曲はすでにそれなりに古い曲になっていたが、なんのなんの。この曲の良さは古いとか新しいとかの基準を超えたものがあった。

 

この曲は作詞を安井かずみさん、そして作曲は加藤和彦さんによるもの。

プロデュースも加藤さん。

なんでも加藤さんは、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」みたいな路線を狙ってこの曲を作ったらしいが、それらしさはこの曲のサウンドに大きく反映されていた。

 

私の当時のバンドは、結成当時にロネッツの「ドゥ・アイ・ラブ・ユー」をカバーしたりしてたので、ロネッツを彷彿させるこの「ドゥ・ユー・リメンバー・ミー」をカバーしたのは全く違和感がなかった。

この曲を初めて聴いた時に「お、ロネッツみたい!」と思って、すぐに好きになった覚えが私にはあった。

そんな伏線もあったので、バンドでこの曲をカバーしようということになった時には私はかなり積極的だったと思う。

 

こういう曲がヒットチャートの1位をとったらいいのになあ・・などと思っていた私であったが、そこまでのチャートアクションはなかったので、けっこう残念だった。

生意気だった私は当時、「ちぇっ、世間は、この曲の良さがなんでわからないかなあ。」とも思ってた。

 

ちなみに岡崎友紀といえば、私にとっては女優としてのイメージが強かった。

「おくさまは18歳」という主演ドラマなど、最高視聴率33パーセントを超えたほどで、その後その路線で数多くのドラマに出て、当時のトップアイドルでもあった。

歌手活動もしていたようなのだが、どうも私の中ではアイドル女優としてのイメージが強かった。

まあ、それらのドラマが放送されていた時は私はまだ幼かったけれど。

 

だが、この「ドゥユーリメンバーミー」での岡崎友紀には、今のJポップの女性シンガーに通じるような雰囲気も当時感じた覚えがある。

岡崎友紀には、こういう面もあるんだ・・・と思って。

 

ともかく、この曲の持ってたセンスの良さと、おしゃれな点が好きだった。

ロネッツをプロデュースしたフィル・スペクターのようなサウンドがよく似会う楽曲だった。

日本では、フィル・スペクター風のサウンドというと、つい大滝詠一さんを思い浮かべてしまうが、そういうサウンドを大滝詠一さんではなく、加藤和彦さんが手がけたという点も面白かった。

 

きっとそのうち、またこの曲をカバーする人は現れると思う。

 

メロディが派手に動きまわるわけではなく、壮大に歌いあげるような感じでもなく、どちらかというと音程的には歌いやすい曲だと思うが、この曲はメロディ、歌い方、そしてサウンドが一体となったトータル性が素敵だった。

 

https://www.youtube.com/watch?v=f51yY98qW-E

 

 

 


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