日本を代表するオーディオ機器メーカーのオンキヨーホームエンターテイメントが5月13日、
大阪地方裁判所に自己破産を申請した。
一音楽ファンとしては寂しいニュースだと感じてます。
オンキヨーは戦後のオーディオブームを支えた企業です。家電店の店頭などで「ONKYO」のブランドの手ごろなミニコンポを目にした方も多いと思いますが、主力製品の高級品のアンプやスピーカーは海外でも有名でした。
時代の変化と共に音を楽しむ習慣が変わり、CD、スマホで簡単に音楽が聴ける時代となり、
高性能や最高級を志向するユーザーが減少し、最終的に市場が縮小してオンキヨーが経営破綻したというのが経済学的な説明です。
そして、オンキヨーだけでなく、サンスイ、コーラルなど、当時世界レベルだった日本の高級オーディオ機器メーカーのブランドが消滅した。
私もサンスイの80年代のオーディオアンプとマランツのアンプにSONYのスピーカとパイオニア(現在人気ない)のスピーカーと言うセッティングで音楽聴いてます。
結構お金使いましたが、良い音で音楽聴きたいと思ったのは、音楽アーティストが、曲を発表する時に込めたメッセージや、音楽的アレンジメントや編曲アプローチなど、音楽制作サイドの心のこもったマスター録音を、出来るだけマスター音源に近い良い音で聴きたいという思いと、LIVE版を聴いたときにアーティストの息ずかいを感じたい、そんな細やかな気持からでした。
現在、インスタントラーメンのような音楽が量産され、広告代理店の操作によりヒット曲が作られる時代であり、音質もハイレゾ音源の物もある時代ですが、アーティストが神経擦り減らして作り上げたアルバム作品を味わう、そんな文化が日本に定着して欲しかった。
なんか、今の時代は
音楽を楽しむのではなく、
無意味な音楽を買わされている。
そんな気がします。
そう言えば、最近、同じ音楽好きの友人から
80年代のサンスイのビンテージアンプ持ってるなら、レコードプレイヤーを買って
レコードも聴けるセッティングにしたらどうだい?
って助言されたので、レコードプレーヤーの購入を検討中です。
という事で
レコード音源で聴いてみたい曲を
Katuの個人的な趣味で上げてみます。
1.Sweet - Fox On The Run - 45 (OFFICIAL)
2.Bad Company - Rock 'n' Roll Fantasy 1979
3.Journey - Don't Stop Believin' (from Live in Houston 1981: The Escape Tour)
4.Dire Straits - Sultans Of Swing (Official Music Video)
5.Iron Maiden - The Trooper (Official Video)
6.Kate Bush - Wuthering Heights - Official Music Video - Version 1
7.The Boomtown Rats - I Don't Like Mondays (Official Video)
8.David Bowie - Ziggy Stardust - live 1972 (rare footage / 2016 edit)
なんか
時代もジャンルも滅茶苦茶な選曲ですが
アナログレコードで聴いてみたいです。
世界は素敵な音楽で溢れているのに
音楽を聴くための
高性能なモノが売れずに
製造メーカーが倒産なんて悲しすぎます…。
日本政府よ世界に通用するオーディオ機器メーカーを助けて下さい
この技術力は日本の宝です。