宇宙港でタワゴト | ランニングとフライトシミュと・・・♌スフィンクスのホロスコープ☄

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星好きな市民ランナー 兼 バーチャル・パイロットの日記、フィクション、タワゴト、ちょこっとボランティア

前席(パイロット)
 「おい、後席!今日は最近巷で話題になってる宇宙港で飛行
 訓練を行うぞ!」


後席(レーダー士官)
 「わかった!前席!」

 

前席(パイロット)
 「こら、前席じゃなくてパイロット様だろ!立場をわきまえろ!」

 

後席(レーダー士官)
 「え--------、何いばってやがんの?たった二人だけのチーム
 じゃん!給料も一緒じゃねっかよ!」

 

前席(パイロット)
 「まあええわ、しかし俺様が機長であるのに変わりはない。君
 は俺様に従って操縦を補佐するのだ!
 さっさと電源を入れろ!!」


後席(レーダー士官)
 「しかし、こんな化石みたいなF14トムキャットで、いつ墜落する
 かもしれない仕事はもう、うんざりだよ。今日でやめよっかな。」

 

前席(パイロット)
 「何を検討ハズレのことを言ってる?ここ大分空港はこれから
 大きなビジネス・チャンスが待っているのだぞ!今日は特別に
 貸し切りで訓練だ!航空便数が少ないからやりやすい!」

 

後席(レーダー士官)
 「知ってるよ、水平型打ち上げ方式ロケットの基地になるんだよ

 な。
 大分県はアメリカの人工衛星打上げ企業「ヴァージン・オービット
 社」とスペースポート活用のためパートナーシップを締結した。
 早ければ2022年にも打上げが開始されるんだ。」

 

前席(パイロット)
 「よくわかってるじゃないか、後席!だから、俺たちゃ航空ショー
 用で使い古しのトムキャットを格安でもらってきて、この宇宙ビジ
 ネスの乗っかってやろうじゃないかって、それで大分に来たん
 じゃないか!」

 

後席(レーダー士官)
 「でもこんな小さな機体でロケットを飛ばせるかな~?ペットボトル
 のロケットしか飛ばせないんじゃないか?パイロット殿。」

 

前席(パイロット)
 「知らないのか後席、トムキャットはもともとフェニックスという長射
 程の空対空ミサイルを6発も装備してたんだ。小型ロケットなんか
 へっちゃらだ、たぶん(^^;)。
 今からは宇宙時代だ。こんな機体も武器を捨てて平和利用に
 変えていくという新たなメッセージにもなる!
 よし、エンジン始動、コースモードセレクターは007にセット、
 着陸進入用にCOM無線をILS(自動着陸装置)」周波数111.5
 にセット!フラップス・フルダウン!ストロボライト・オン!」

後席(レーダー士官)
 「たまにはいいこと言うな~、パイロット殿。」

 

前席(パイロット)
 「では、出発進行!フル・スロットル!アフターバーナー点火!」

後席(レーダー士官)
 「もう春ですな~山々が霞んでいるよ。ところでパイロット殿は脇
 が臭くなったりしない?私は季節の変わり目に体臭が気になる
 もんで。」

 

前席(パイロット)
 「離陸中に無駄話をするな----!チェックリスト読まんか-----!」

 

後席(レーダー士官)
 「ヘイッ、ブイ・ワン、ブイ・ツー、ポジティブクライム、ギア・アップ!
 チェック・スピード、フラップス・アップ!」

前席(パイロット)
 「さっきの体臭の話は・・・・確かに俺様もそうだな。暑くなって脇が
 蒸れてくると、自然に脇を開いて、まるでヤジロベエのような格好
 になってくるよ、足は靴下を重ね着することでカバーできるのだが
 な。」

 

後席(レーダー士官)
 「じゃあ、このトムキャットの可変翼で表現して見せてよそのへんを。」


前席(パイロット)
 「おもしれえじゃねえか、後席!俺様にできないことはない!!」

前席(パイロット)

 「まずは、これが脇が締まった凛々しい状態だ、主翼がきれい

 に後退して水平尾翼との隙間がない!」

 

後席(レーダー士官)

 「じゃあ、この凛々しい姿を管制官にもぜひお見せましょうよ!」

 

前席(パイロット)

 「ナイス考え!俺様が操るトムキャットの凛々しいところ見せつけ

 てやる!」

管制官

 「なんか近づいて来るぞ!」

 

後席(レーダー士官)

 「イマイチ!脇があまいな!これではヤジロベエだっつうの!!」

 

前席(パイロット)

 「なにを~生意気な!よし、もう1回!トップガンより上手くやっ

  てやるぜ!」

 

管制官

 「また、アホがきたぞ!!ヤメロ--------!バカ者----!!」

 

前席(パイロット)

 「どうだ----!脇がしまってるだろ~!!」

 

 

管制官

 「ギョエ―、ぶつからなくてよかったが、一体なんなんだ?

     どういうつもりだ!野郎め出禁だ--------------!!」

 

 

前席(パイロット)

 「今日は満足のいく訓練だったな。俺様の技量に地上のやつら

   はすっかり魅了されただろうな。

  きっと、初打上式にデモフライトで呼ばれるだろうよ(^O^)」

 

 

後席(レーダー士官)

 「今管制塔から無線連絡あったよ。」

 

前席(パイロット)

 「もうイベントのお誘いかな?スターはつれえな~(^^)v」

 

後席(レーダー士官)

 「あんな無茶やったんで、管制官から出入り禁止だって言われ
  ちゃったよ。」


前席(パイロット)
  (T_T)

 

後席(レーダー士官)
 「あ~面白かった!じゃっ退職金弾んでね~!」

 

 

 

 

 

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