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 【品 名】AI: ソムニウム ファイル
 【機 種】Switch
 【発売日】2019.7.25
 【販 売】スパイク・チュンソフト

第15回目のゲームレビューは、
『AI: ソムニウム ファイル』です。

ジャンルは、逆転裁判や昔のポリスノーツのような
アドベンチャーゲームの類かと思いますが、
「ソムニウムパート」といって実際にキャラクターを動かすパートもあり、
アクション&アドベンチャーといったところでしょうか。

それでは、例のごとく項目に分けて書いてみます。


■シナリオ

とても良く出来た、しっかりと作り込まれたシナリオに感じました。

スパチュンファンとしての期待にも応えていて、
殺人事件捜査というシリアスに成りがちなテーマでも、
小ネタやパロディを大いに混ぜ込んでいて、
思わず吹き出してしまうような、そんな会話も沢山ありましたね。

極めて良作だと思います。

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■ソムニウムパート

対象者の脳にシンクして、隠していることや記憶を
実際にキャラクター操作して探っていくシステムです。

時間制限がある為、ゆっくり操作するわけにはいきませんが、
ありえない選択肢や、ふざけた選択肢が出てきたりして、
意外にもそっちが正解だったりして、しかも残時間とリンクしてて、
何回でもトライしたくなるような、とてもプレイヤー魂をくすぐる、
面白いシステムに感じました。

逆転裁判のような捜査&法廷のパターンも面白いですが、
実際にキャラクター(アイボゥ)を動かせるパートがあると、
現実世界で体を動かしているような、どこか気分転換になる感じ、
これ、分かりますかね。

このモードだけだと困っちゃいますが、
ゲーム全体の良いアクセントになっていたのではないでしょうか。

逆転裁判は、途中で投げ出しがちなボクですが、
このゲームは真のエンディングまでしっかり遊べました。

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■総評

「Z指定」ということで、少し敬遠されがちな本作品ですが、
「ダンガンロンパ」とか「ザンキゼロ」が好きな方には、
是非遊んで頂きたい作品です。

何度も言いますが、それほど良い作品でした。

グロ表現など、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、
もう少しスポットライトを当ててあげたいですね。

続編が出たら、ボクは絶対買います。
・・・その為にも、みんなの力で売上を伸ばさないと。