Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

儚くなって来る期待

2021-01-13 | 生活
車中のニュースはドイツが入国を厳しく制限して行くというものだ。その内容は二日前の検査の義務や携帯電話へのソフトのインストールの徹底とかのようだ。中にいると注意していないが、英国以外にもより危ないウイルスを持ち込まれると危ないという事だろう。多くの地域や国が危険地域であるから仕方がない。

メルケル首相は大衆紙に復活祭まではこの状況が続くだろうと語ったようだが、大まかな状況分析よりもお得意の教会歴ごとの区切りを考えているのも事実である。今回の11月のロックダウンライトもクリスマスに自由になるようにと設定された。結果はクリスマス前に強化されて床屋までが急遽閉店となって、それが現在も継続している。

これで来週から通学が増えると感染は広がる。買い物とかの感染どころではない筈だ。ここ暫くはクリスマス後の増加が表れているが、このまま進めば目標の指数50に達する傾向は見えていた。今後は二月の空気感染などが活発になるので、八週間から十週間と継続される事は想定内である。

バーデンバーデンの復活祭のプログラムの一部が既に変更されたことはこの土曜日のベルリンからの無観客演奏会中継プログラムの変更で明らかになった。予定では復活祭の日曜日にはチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」序曲に続きラフマニノフのフランツェスカダリミーニがコンサート形式で演奏される筈だった。合唱も歌謡も問題なのでそれがチャイコフスキー作曲の管弦楽に代わり、その代りその前に「死の島」が演奏される。復活祭にこのプログラムとなるのか。

メインの「マゼッパ」のオペラ上演は更に困難である。既に演出のチェルコフスキーは六月のパリでの「スペードの女王」を断念したようで、その前の二月のミュンヘンでの「魔弾の射手」も流れるのは必至である。

身近になってくると全ての希望は儚くなって来た。今後はワクチン接種の効果とそれを絡めた新たなコンセプトしか期待出来なくなってきている。その集団免疫には期待するなという声も聞こえている。しかし重病者は減り死者もあまりでなくなる筈なのだが、どうなのか?

少なくともワクチン接種やテストで何かの自由が獲得できるというものでは無い筈だ。少なくともワクチンに関してはそこまでの供給の余裕が無いことも分かっている。



参照:
先が見えぬ今日この頃 2021-01-12 | 歴史・時事
来夏を夢みたい気持ち 2020-12-02 | 生活

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