こんにちは。渡邉利咲です。
以前、アメリカ人の友人に
「日本では食事をする前に何かを言うよね。
何て言ってるの?」と聞かれました。
「いただきます。」のことかな?と思い、
日本語と言葉の意味を伝えたことがあります。
そういえば、よくアメリカ人たちの集まりで
BBQやパーティーに参加していましたが、
祈りの言葉などを聞いたことはないなと
思いました。
もしかしたら、私の友人たちに限って、かもしれませんが。
台湾に行ったとき、台湾人の友人の家に招かれ、
家庭料理をふるまってくれたことがありました。
食事の前に私たち家族が
「いただきます。」と手を合わせて言うと、
友人家族はぽかーんとして見ていました。
珍しそうに見ていたので、
「いただきます」の意味を説明すると、
「へぇ!」と興味深そうにしていました。
台湾にも「いただきます。」に代わる言葉はないのかな?と思いましたが、
あの時に聞けばよかったです^^
一方で、他の友人は
食事前などに長いお祈りの言葉を唱えていた人もおり
私のほうが「何を祈っているのかな」と気になりました。
食事に祈りを捧げるって、
食べ物や生産者の方、命を大切にしている純粋な心が
素敵ですね。
そういえば、修道院長のカール・ガスティンシスが
地下牢に40日間ほど幽閉されたことがありました。
彼には毎日ひしゃく1杯の腐った水と古いパンのみが
与えられていたそうです。
しかし、神父は衰えるどころか、
ますます元気で健康的になっていったそう。
残念なことに、このことによって
神父が悪の力と繋がっていると思われて
厳しく尋問されることになるのですが、
カール神父は尋問の末に
「腐った水に対して感謝の祈りを捧げ、
試練を与えてくださったことを主に感謝しただけです」
ということを打ち明けました。
祈りを唱えると、水は穏やかな味になり、
新鮮で清浄なものへと変化していったとのこと。
もしかしたら、これはあり得る話かもしれません。
「いただきます」も、神父の感謝の祈りと同じように、
感謝を示す言葉。
「いただきます」と気持ちを込めて感謝すると、
食べ物は感謝に共鳴し、
体をつくるのに良い働きをしてくれそうです^^
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。