前回に引き続き、宇治方面の記事になります
こちらも1月8日の参拝です
宇治駅から徒歩5分くらいのところにある「橋寺放生院」へ
何度か宇治を訪れた際、前を通っており、このお寺の存在には気づいてたのですが、
扉が閉まっており、ピンポンを押す勇気もちょっとなかったのでそのまま通り過ぎました
今回前を通った時、扉が開いてたので参拝させていただきました
由緒書きによると、推古天皇12年(604年)、聖徳太子の発願により、
秦河勝が建立し、聖徳太子の念持佛地蔵菩薩を祀り、常光寺地蔵院と称しました。
大化2年(646年)、僧道登の尽力により宇治川に初めて橋が架けられるとき、
道登は治水と人馬の往来安全祈願のため、堂塔を建立しました。
その後、一時荒廃したが鎌倉時代、奈良西大寺の僧・叡尊律師により堂塔が
修復される一方で再々流失する宇治橋を新たに架設し、川で亡くなった人や馬、
乱獲される魚類の霊を慰めるために十三重の塔を建立し、橋寺で盛大な
放生会を営みました。以後、放生院の院号になったとされてます
また、当時の天皇・御宇多天皇より、宇治橋の管理を任され兵火や洪水のたびに
修理したので宇治橋の守り寺とよばれることになったそう。
← 建物の中に宇治橋断碑があります
天平時代作と推定され、僧・道登が大化2年に宇治橋を架けた
いきさつを格調高い名文で刻んでいます
春と秋の期間限定でみることができます
← 上田三四二(うえだみよじ)の句碑
「橋寺に いしふみ見れば 宇治川や
大きいにしへは河越え賀祢吉」
← 松尾芭蕉の句碑
「気がくれて 茶つみもきくや ほととぎす」
↓ ご朱印
← 奉拝
平成二十八年一月八日
地蔵尊
うじ 放生院
【橋寺放生院】
山号 雨宝山
ご本尊 地蔵菩薩立像
所在地 京都府宇治市宇治東内11番地