(初詣もばっちり〜！！)
そんな２０２２年の読書はじめは、
北海道・砂川市にあるいわた書店の
店主、岩田徹さんの本を選びました！
わたしは２０１９年から個人選書サービスを立ち上げているのですが、
そのきっかけはいわた書店さんの「一万円選書」を受けたことがきっかけでした。
選書サービスを受けたのは２０１４年。
８年前か・・
この頃に深夜番組で「一万円選書」が紹介され、SNSで大バズり。
そこから申し込みが殺到し、いまでは抽選制となっています。
一万円選書とは、
選書カルテにこれまでの読書歴や自分のことなどを記入して送ると、
店主の岩田さんが「あなたにおすすめな一万円分の本を送ってくれる」
というサービスです。
２０１４年当時はまだ抽選制ではなかったので
申し込んですぐに選書していただけました＾＾
すごくラッキーなことだったんだなぁ。
当時、選書といっしょに岩田さんからいただいたお手紙。
仕事にプライベートにとにかく悩んでいた時期だったので岩田さんの言葉が深く染みました・・。
いま読んでもジンときます。
本書では、岩田さんが「いわた書店」の店主になるまでの半生と、
店主になってからの苦難の経営人生、
「一万円選書」のはじまり、
そしてどのように選書をし、お客様に喜ばれるサービスを続けているのかが語られています。
「一万円選書」でヒットするまで
いわた書店は泣かず飛ばず。
北海道砂川市という地方にあり、客足は遠く、資金繰りは常に危うい。
細かい経費を削ってなんとかしのぐ状態が長年続いていました。
いよいよ店じまいか・・という瀬戸際のなかで
「一万円選書」がヒットし、いわた書店は息を吹き返したのです。
２０２２年のいまでは
選書の売り上げが店舗売り上げの２倍（！）となり
コロナ禍で厳しい企業が多い中、いわた書店はどんどん追い風が吹いているのです。
自営業の夫がいるので
資金繰りがいかに大変なことかが身に染みてわかり、胸がつぶれる思いで読みました。
「一万円選書」がヒットして本当によかった・・
そして、泣かず飛ばずのなかでも
諦めずにお店を続けてきた岩田さんの思いの強さにも強く揺さぶられました。
ここ最近、育児や家のことで
読書やブログが手付かずな日々を送り、
もちろん訪問者は日に日に減っていて
かなり落ち込んでいたからです・・。
だれかの役に立ちたいのに、できない自分がほんとうにもどかしくて。
そんな自分に「あきらめないで」と岩田さんが励ましてくれたような気分になりました。
そして、本書には「いわた書店の珠玉のブックリスト」がまとめられているのですが
これがほんとうに面白そうな本ばかりで！
わたし自身わりと本を読んできたつもりでしたが未読のものばかりで
岩田さんとの格の違い（？）を痛感させられました・・！
そしておすすめの本を紹介する岩田さんの言葉がとてもチャーミングで生き生きとしていて、
こういう言葉遣いにも「読んでみたい」と心を動かされました。
おすすめ本をたくさんチェックしたので
これから岩田さんおすすめの本を読んでいきます。
楽しみだなぁ。
本書を通して感じたのは、
岩田さんが幾多の苦難を乗り越えてきたからこそ
自分にできること（本を選んで送る）で
いま苦労している人に寄り添いたい、という強い気持ちです。
その気持ちが選書や手紙のなかにしっかりと込められているからここまでの人気サービスになったのだと実感しました。
わたしも、岩田さんのように
本への熱い思いを持ち、
決して諦めず、コツコツとできることをし、
チャンスをつかみ、そして多くの人に寄り添える
人でありたいと強く思いました。
「一万円選書」に興味のある方は
ぜひ読んでみてくださいね。
最後に自分の選書サービスも紹介させてください。
わたしは本屋さんではないので
選書料金をいただきますが
岩田さんと同じく、心を込めて選書させていただきます。
（ちなみに、選書サービスは
「真似OK！」なサービスです！
ほんとうに素敵なサービスなので
アイデアをいただきました＾＾）
ささかわの選書サービスは
１５００円で文庫本３冊を選書し
そのうちの１冊をお届けします。
いわた書店に申し込んでいるけれどなかなか当たらない・・
一万円はちょっとハードルが高い・・
という方はぜひチェックしてみてくださいね。
２０２２年、
昨年よりもっと、面白い本をたくさん読みます。
ブログも随時アップしていきますのでよろしくお願いいたします！
▼楽天はこちら
▼Amazonはこちら