いつもブログを見てくださって、ありがとうございます。
本ブログは先日5周年を迎えました。つまり、これまで5年にわたってEBMに関するもろもろを書き綴ってきたことになります。しかし、改めて振り返ってみるとあまり満足のいくものではなかったことに気づきました。これを機にいろいろと考えた結果、以下の措置を執り行うことにしました。
- 本ブログを閉鎖または記事を大幅削除のうえ放置する
- 今後は管理人が運営する別のブログで記事更新を続ける
上記に考え至った理由として、大きく3つが挙げられます。
- 記事のクオリティに満足いかなくなった
- 過去記事へのアクセスの悪さ
- 複数ブログ運営の弊害
個々について以下で説明いたします。
1. 記事のクオリティに関して
特にブログを開設して間もない頃に書いた記事に関しては、管理人である私自身の勉強不足もあって見直してみると恥ずかしさを感じるもの、記載内容が不正確なものも見受けられます。当時は若く「ブログを続けながら成長していけばいいや」くらいに思っていたのですが、結果として読んでくださった方々に完成度の低い文章をさらすこととなってしまいました。
にもかかわらず、記事によっては検索エンジンの上位に表示されてしまっているものもあり、これは社会的にも好ましくないと思われます。私個人においても、イマイチな記事によって読者の貴重な時間を浪費させてしまうことは望むところではありません。
2. 過去記事へのアクセスに関して
ある時期を境に、ブログで取り上げるテーマとして「管理人が臨床に携わる過程で生まれた疑問」が多くなってきました。これは、いちど浮かんだ疑問点を調べてまとめておくことで、将来的に「あれどうだったかな？」となったときに検索できるようにする、という意図もあっての措置でした。
しかしながら、本ブログに設定されている検索システムはやや不完全なところがあるようで、キーワードを打ち込んでもそれを含む記事すべてを表示してくれない、などの現象が過去に見られました。さらに、長期間ブログを続けた結果、特定のテーマについて記事を書いたかどうか自体を忘れることがしばしば起こるようになりました。「たしか、これについては前に書いたような気がするけどなあ」と思いつつ過去の記事を漁ってもなかなか出てこない。「気のせいだったのかな」と考え改めて記事を作成すると、その段になって過去の類似記事が見つかる・・・ということもありました。こうしたことは、時系列的に記事が表示され過去のものは流れるというブログの性質と、上記の検索システムに起因すると考えられます。
3. 複数ブログ運営の問題に関して
私は本ブログのほかに、薬剤師国家試験に関するブログも運営しています。主に過去問の解説を作成・掲載することを目的としたものです。その性質上、国家試験が行われる2－3月においては解説作成に忙しく、本ブログの更新が滞ったことがありました。実際にやってみると複数のブログを同時に運営するのは意外ときつく、片方のケアに力を入れていると他がおざなりになりがちです。近年ではこうした点で無理が隠し切れなくなってきました。
解決策としてのブログ閉鎖・統合に関して
そこで考えたのが、本ブログの閉鎖→国家試験ブログへの統合です。統合といっても記事を移植するわけではなく、新しい記事を作成するという意味です。これにより多少なりともクオリティが改善すると推定されますから「1」の問題が幾分マシになるはずです。
また国家試験ブログは、形態としてはホームページやデータベースに近く、トップページから主要なページへのリンクを貼っています。今後もこれを続ければ、ディレクトリ型検索エンジンの要領で過去に作成した記事へのアクセスが容易になり「2」が解決します。イメージとしては、診療科や臓器別に読んだ文献をまとめるページを作るような感じになると思います。
さらに、ブログを一本化することで「3」も解消します。冷静に考えてみれば、EBMと薬剤師国家試験にはオーバーラップする内容も割りとありますので、両者を一つのブログで取り扱ってもそれほど違和感はないはずです。
このように、冒頭に記載した対応によって本ブログおよび私個人が抱えていた問題が解決され、よりよいものが作れるようになると考えられます。ちょうど5年間というのも区切りがよく、新しい試みを始めるのには今しかないというのもあります。したがいまして近日中に本ブログは閉鎖する予定です。ただし私はアメーバが提供する別のサービスも利用しており、ブログを削除することでそちらに何らかの問題が生じる可能性もあります。その場合、全体を削除することは止めて記事を大幅に削除のうえ放置することとします。このあたりは実際にやってみないとわからないので、冒頭であのような表現をしました。
統合先ブログの更新頻度ですが、現時点では週1回を目標としていますが不定期となる可能性もあります。これまた実際にやってみて感触を確かめながらになります。読者の皆様にはド迷惑をおかけしますが、上記のような理由にてご寛恕いただければ幸いです。よろしければ、今後もお付き合いください。
これまでありがとうございました。