女優・高畑敦子さんの長男で

俳優の高畑裕太容疑者が

強姦致傷容疑で逮捕されるという

世間を驚愕させた今回の事件。



皆さんはどのように思いましたか。



以前から

バラエティ番組などでみる高畑敦子さんの

息子に対するべたべたぶりに

「すごく溺愛してるんだなぁ」と

いうのは私も感じていました。



娘であること美さんへの接し方とは

質を異にしていることにも

気づいていた人が

多いんじゃないでしょうか。



テレビ用のキャラクター作りだけじゃない

どこか切実な母の思いが

その溺愛ぶりににじみ出ていたように

事件が起きてしまった今となっては

見えてしまいます。



お母さん似の端正な顔立ちで

これからまさに上昇気流に乗る勢いだった

裕太容疑者。



なぜこんな人生の大好機に



愚かしい犯罪行為で

被害女性の体と心を深く傷つけ



献身的に育ててくれた母親の

これまでの苦労やキャリアを水の泡にし



支え応援してくれた

周囲の人たちの温かい好意を

裏切るようなことをしてしまったのか。



ほとんどの人たちが

「甘やかされ過ぎた結果だ」と言います。



でも本当にそれだけで

こんな突拍子もない事件が

起こるものなのか。



そんな理由だけでは

腑に落ちない部分がたくさんあります。



なかには

ピンときている人もいて



「彼は発達障がいなのかも」…



という意見も見受けられ



息子が

ADD(注意欠如障害)でLD(学習障害)である

私もまた

そんなふうに思えて仕方ない一人です。



見境なくなる衝動性といい

「こうしたら→こうなる」という

想像力の欠如といい

どれも発達障がいにありがちな特性です。



でも知能が極端に低いわけではないし

多少空気は読めなくても

周りとうまくやれている時もあるため



「変わってるね」「個性的だね」で

見過ごされてしまうことが多い。



そんな彼らの特性を

あからさまに嫌う人も世間にはいます。



「悪ガキだ」「アホだ」「馬鹿たれだ」と

陰口もたくさん叩かれているでしょう。



親はそれを知っています。

自分が親馬鹿だと思われていることも

よーく知っています。



でも親はいつまでたっても親ですから

わが子は守るしかないのです。



裕太容疑者が発達障がいかどうか

真偽は明らかになっていません。



疑ってみたことすらないのかも知れず

あくまでも想像の域を出ないのですが



でも私には母・敦子さんの覚悟が

手に取るように理解できてしまう。



世の中にはいろんな親がいますが

私の知る限り親というものは

どんなに子供が世間から疎まれようと

見捨てたりなんか出来ません。



むしろ生まれつきのその特性が

不憫で不憫でたまらない。

ゆえに守りの姿勢が自然と強くなる。



年齢を重ねたぶん

「大人」には見えるものの

子供の部分を依然として残すその子を

親としては何をしてでも

かばってあげたい。

出来るかぎりそばにいてあげたい。

身を挺してでも守ってあげたい。



だからといって

裕太容疑者のやってしまったことが

重罪であることは間違いなく



被害女性の苦痛や苦悩を彼は知るべきだし

犯した罪はきっちりと償うべきです。



だけどそんなことは誰よりも

お母さんの敦子さんが知っており



「何かあれば刺し違える覚悟で」と

会見で述べていらっしゃっるように



息子がもしかすると犯すかも知れない

一切合財を受け入れて



万が一何かがあれば

自らも贖罪する覚悟でいたことに

深い共感を覚えるととともに

苦しい現実に心が痛みました。



社会にできることは何なのでしょう。



もし裕太容疑者が

本当に発達障がい者なのだとしたら

そのことを公表して欲しい。



そしてこんな悲しい事件が起こらないよう

みんなで考える機会になって欲しい。



そう感じた事件でした。





我が家のベランダからみえた夏の花火。

あまりの暑さのためすぐに部屋に入り

テレビの生中継での花火鑑賞に

なりましたが…


不安神経症をこじらせていたため

長らく更新できませんでした。



読者になってくださっている皆様には

大変申し訳なく思っております。



こんなブログでも

読んでくださる皆さまに心より感謝です


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