私が前夫と知り合ったのも

ちょうど今の次男とカノジョの

年頃でした。



前夫は

私と交際し始めたことで

失いそうになっていた自尊心を

取り戻すことができた



と、のちに息子たちに語ったそうです。

私には意外でしたが。



それが真実だとすれば

やっぱり彼は

自分でもよくわからない困難を

人知れず抱えていたのだと

推察できます。



頼まれていたことをぽっかり忘れて

大事なこともうっかり失敗し

誰かに迷惑をかけ

叱られ呆れられる。



そのたび

俺だってやればできる!と

気持ちを奮い立たせてみるのです。



集中すれば一時はできます。

だけど持続するのがどうしても難しい。

そんな自分に自分がいちばん

嫌気がさしていたかもしれません。



誰にとっても自尊心は重要ですが

ADD(注意欠陥障害)や

ADHD(注意欠陥多動性障害)の人にとって

これほど大事なものはない

と私は感じています。



前夫や次男は

自分の自尊心の低さを表現するのに

「俺はプライドが高いんだ」という

言い方をします。



自尊心とプライド。

似たような言葉ですがまったく逆です。



自尊心

・自信に由来する

・自分の存在そのものを尊いと感じる

・欠点も含めて自分を受け入れられる

・失敗にめげずチャレンジング

・基本的に安心



プライド

・劣等感に由来する

・他者と比較して、自分が上(下) と感じる

・自分の欠点の存在を許せず責める

・失敗を恐れて防衛的、保守的

・基本的に不安



前夫も次男も

自尊心が低いと言うと聞こえが悪いので

「プライドが高い」と言うのでしょう。



でもそんな自分を心身ともに受け入れ

信頼してくれる異性が現れたら

それまでの不安や劣等感が打ち消され

心丈夫になり安心できる。



次男もまた

カノジョとの交際が始まってから

みるみる変化を見せました。



もしかすると前姑も

同じような変化を前夫に

見ていたかもしれません。



「あの子、変わり者やから大変やろ。

一緒にいてくれて本当にありがとね。」



帰省のたびに前姑から言われ

社交辞令だとばかり思っていましたが

今となっては

その胸の内が理解できます。



私も次男のカノジョに

つい思わず

同じことを言いそうになるからです。



就職が難航していた次男ですが、

なんとか内定が決まり

先月から早期出社し始めました。



一人暮らしをしている

カノジョのアパートの方が

職場に通うのに便利なこともあり



家賃や水道光熱費、

食費を半分払いながら

現在はカノジョと同居しています。



寂しくないと言えば嘘になりますが

嬉しくもあります。



自立しようと懸命になっている

次男の後ろ姿が頼もしく見えます。



しかし前夫の行動を見てきた私は

これで全てがうまくいくとも

思うことができずにいるのも確かで。



ただただ今はとにかく

彼ら二人の出会いに感謝です。



前夫や私とは違い

ずっといい関係でいてくれることを

願っています。







博多駅近くの陥没事故。

びっくりしました。



これは事故翌日の10日に

博多駅ビルの屋上から撮った写真ですが、

もう明日14日には車の通行が

可能になるのだとか。



この早さにもびっくりです。



いつもご愛読くださっている皆様

ありがとうございます☺


寒くなってきましたので

くれぐれも風邪などひかれませんよう

ご自愛ください。


今日も最後までおつきあいくださり

ありがとうございました。


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