地方の小規模ホテルで、業務委託している店長から3月の売上報告が届いた。
確認すると、前月に比べて10%ほどダウンしている。
理由を尋ねると、「テレビが壊れた部屋を販売できなかった」とのこと。
全15室中、3室のテレビが同時期に壊れたらしい。
テレビが同時に壊れるとは考えにくいが、故障のタイミングを追及しても意味はない。
本質はそこではなく、「なぜその部屋を売らなかったのか」にある。
ホテルを利用する主目的は、あくまで「セックス」であって、テレビではない。
不具合があるなら、それを説明し、1000円引きやドリンク無料などの
“代替価値”を提供すれば十分売れたはずだ。
現代は“テレビ離れ”も進んでおり、使わない客だって珍しくない。
にもかかわらず、店長は「壊れている=売れない」という判断をした。
これは「テレビの問題」ではなく“思考力の欠如”がもたらした機会損失だ。
思い出すのは、ホテルを始めたばかりの頃、ボイラーが壊れて全室お湯が出なくなったときのこと。
11月の寒い時期。
運が悪いことに、業者は酒を飲んでいて来れない。
それでも営業を止めず、1000円ディスカウントで「お湯が出ない部屋」として売った。
結果、全室がその状態でありながら、売上は70%程度をキープ。
必要不可欠な設備でも、工夫次第で乗り切れる。
テレビのように、セックスに必要ない設備であれば、なおさら売れたはずだ。
思考弱者が、損失を生んだ。
思い出すのは、ゼークトの有名な組織論だ。
ゼークトは人材を以下の4タイプに分類している。
有能な怠け者(利口・怠慢):指揮官向き。
有能な働き者(利口・勤勉):参謀向き。
無能な怠け者(愚鈍・怠慢):兵士向き。
無能な働き者(愚鈍・勤勉):組織にとって最悪。
最悪なのは「無能な働き者」。
自分の判断で余計なことをして、現場に混乱や損害をもたらす。
しかも本人は“よかれと思って”行動しているから始末が悪い。
今回の「テレビが壊れてる=売らない」という短絡的判断は、その典型だ。
だが、現場では“理想の人材”ばかりを揃えることはできない。
だからこそ、こういったタイプには「判断させず、決めさせる」仕組みが必要だ。
「不具合があっても売る」
「その場合はサービスをつける」
「判断に迷ったら必ず報告」
こういったルール設計とマメな報連相で、損失は防げる。
人材の活かし方は、タイプによって違う
参考までに、ゼークトの4分類の特徴を整理してみよう。
● 有能な怠け者(利口・怠慢)
→ 自らは動かず、人を動かして成果を出す「指揮官タイプ」
余計なことをせず、最短距離で成果を出す。
● 有能な働き者(利口・勤勉)
→ 何でも自分で抱えがち。リーダーには不向き。
参謀や現場の“実務責任者”として力を発揮する。
● 無能な怠け者(愚鈍・怠慢)
→ 判断はしないが、言われたことは忠実にこなす「兵士タイプ」。
ルーティン業務やマニュアル作業に向く。
● 無能な働き者(愚鈍・勤勉)
→ 勝手に動いてトラブルを起こす「暴走兵」。
放置すると組織に深刻な損失を与える。
大切なのは「仕組みを整える」だ。
誰を雇っても、ミスや判断違いは起きる。
だから“誰がやっても損を出さない仕組み”が大切だ。
ルールと体制を整える。
そうすれば、たとえ思考弱者が現場を担っても、売上は守れる。
人に頼らず、仕組みで守る。
現場の強さは、そこに宿る。
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