色彩の勉強・まとめ | 言葉と音で綴る 素敵LIFEダイアリー from 神戸

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言葉や音に思いをのせて。
心を、毎日を豊かに。

これまでピアノから学んできたことや、日々の気づきなどを綴っています。

この約8ヶ月間、

色彩の勉強をして、

初めて知ったことが山ほどあります。


色彩は、

芸術・美術の分野ではあるものの、

実は、数学的で科学的なもの、

サイエンスなものだったんだと

気づいたのは、

東商カラーコーディネーター検定

スタンダードクラスの勉強を

していたときです。


確かに、

マンセル表色系を考案したのは、

美術の先生をされていた

アルバート・マンセルさんだし、

色彩のことを習うのは、

図画・工作や美術の授業ではある。


でも、

色の見え方とか、光の色だとか、

そういった話になってくると

サイエンスになってくる。


元々は超文系のわたしが、

色彩の勉強に手こずった要因は

ここにあったと思います。


XYZ表色系とかL*A*B*表色系の話になると、

新型コロナウイルスの

ウイルスの株の名称のようですが、

ラムダλとかデルタΔとか、

等式関数だとか2分の1乗とか

テキストに出てきて、

相当滅入りそうになりました。

ちなみに、現役の高校時代、

わたしは数学I、A、Ⅱまでしか

授業を取っていませんし、

数学IIだって全部を全部習ったわけでは

ありません。

でも、そういった学問をベースに

お仕事をされていたり、

製品をつくられているメーカーの方が

初心者や学生向けに分かりやすく

解説してくださっているサイトもあります。


難しい記号や数字がたくさん並んでいると

「数学アレルギー」を発症して

煙たがってしまいそうになるけれど、

このような学問を学び、研究し、

進化、発展させ、

人々の生活に役に立つよう

日夜取り組んでおられる方々がいらっしゃる。

そして、難しいことも、

分かりやすく紹介してくださっている。

だから、

毛嫌いせず、前向きに、興味を持って、

理解しようという気持ちをもって

苦手意識のある学問、分野にも

歩み寄って向き合おうと思えました。

この年齢になってからですが、

色彩の勉強によって成長できたことのひとつ

に挙げられるのではないかなと思います。



色彩の勉強をして1番印象に

残っていることは、

「色を見るために必要なものは、

光と、眼と、物である」ことです。

色彩の先生も、

1番大切なことと仰っていたように思います。


色が付いている物を照らす光があって、

光があたった物が、

光によって色を吸収、反射するなどして、

それが眼に入ってきて

視細胞から脳へ色の情報が伝わって、

色を認識することができる。

この一連の流れが瞬時に、

途方もない回数分行われているんだと

考えますと、

人間の体の構造ってすごいなと

思いますし、

森羅万象、

この世界に存在する、

あらゆる自然のものに恵みを与え続けている

光=光源=太陽光って偉大だなと

思います。


また、古来から、

色彩を生み出そうと、

人類は自然のものを使って

色をつくってきたこと。


時代は進み、

文明が進化して、

化学品によって色をつくり出せるように

なり、

それが、人々の生活に

発展をもたらしてきたこと。


色とりどりの色を見て、

綺麗だな、美しいなと思えることは、

とても恵まれていてありがたいことなんだと

改めて感じました。


あと、

色彩の勉強をして変わったことなどは、


・色の種類を知ったことで、

色を選ぶときに幅が広がり、楽しくなった。

・トータルコーディネートを考えて

配色を考えるようになった。

・プチプラコスメで、いろいろな色を

試してみるようになった。

・インテリア小物を選ぶのが

楽しくなった。

・CDの裏側を見ると「これは光の干渉だ」

だとか、

カラフルすぎて目がチカチカするものを

見た際には「グレアが起こって

ギラついて見える」などと、

勉強したことと日常生活上で

起こっていることを結びつけて考えてしまう。


等々があります。


加えて、

海面や川面が

キラキラと煌かせている様子や、

朝日や夕日が織りなす

美しいグラデーションを見るのが、

これまでよりも、より一層

楽しみになりました。


今回、学校に通い始めて

思いも掛けず足を踏み入れることになった

色彩の世界ですが、

これからもこのご縁を

大切にしていきたいと思っています。