パチンコが好きな人にとって、人生とパチンコを切り離すのは難しいことです。何を隠そう、私も10年以上パチンコ依存症だったので、休みの日やストレス解消にパチンコで遊んできました。
だけどパチンコを打ちたくても、負けてお金がないと4円パチンコの軍資金が足りないことがあります。そんなとき1パチを打つという選択肢がありますが、それは本当に正しい選択なのでしょうか?今回は「パチンコ依存症は1パチを打つべきか?」について深堀りしてみます。
目次
パチンコ依存症が1パチを打つメリット・デメリットは何?
1パチを打つメリット
- 純粋に遊び感覚でパチンコが打てる
- 軍資金の損失リスクが減る
- 持ち玉が減ったときのストレスが軽減する
1パチを打つ最大のメリットは「お金が減るスピードを確実に減らせる」ことです。
大当たりを引けなかったとき、損失のリスクも4分の1で済みます。長く遊べることが1パチの最大のメリットで、ゲームセンターで遊ぶくらいなら1パチを楽しむ方がいいと考える人もいるでしょう。
よ~すけ
1パチを打つデメリット
- 長く遊べるから時間を無駄にする
- 長く遊べるからパチンコが習慣化しやすい
- 勝ったときの金額は4分の1になる
1パチを打つデメリットは「時間を無駄にする」ことです。1パチは長く遊べるぶん、ついつい長く打ってしまうことがあります。
また、パチンコで遊んでいる時間が長くなると、それだけパチンコ依存症を強める可能性もあります。人間は楽な方へ流されがちなので、楽しい仕掛けが多いパチンコを心地よいと感じてしまえば、そこに長居したくなるのは当然です。私もニートやフリーターを経験しましたが、そんなときに限って1パチで暇をつぶすようになりました。だけど就職活動や自分磨きなど、やるべきことがあるにも関わらず1パチで遊ぶことは「人生を棒に振るう」可能性を高めてしまいます。定年後に暇つぶしでパチンコを打つならまだわかりますが、これから未来のある若者が1パチに入り浸ってしまうのはもったいないことです。
また、パチンコで稼ぎたい人は1パチをおすすめしません。1パチで稼ぐのは時間効率が悪いので、4円パチンコでプラス収支の人が1パチを打つはずはありません。
1パチの現状 お店は儲かるのか?
結論ですが、お店にとって1パチは4パチに比べて儲かりません。なにせ1玉あたり4分の1ですから、同じように稼働しても1パチの利益は4分の1に下がります。
しかし、パチンコ店が1パチを導入するメリットはちゃんとあります。
お店が1パチを導入するメリット
- 4パチより1パチが人気で集客しやすい
- 客数を増やして利益を安定させる
- お店に客がたくさんいるように見せられる
1パチではレートが低いため、どうしても1人の客から回収できる収益が減ってしまいます。ですから、お店は1パチで利益を出すためにこんな作戦を練っています。
1パチでお店が利益を出す方法
- 1人あたりの利益が減ったぶん稼働を増やす。
- 釘をしめて回転数を減らし、条件の良い回る台は減らす。
- コストがかかる新台の大量導入は避けて同じ台を長く設置する。
つまり1パチはお店が儲からないぶん、4パチ以上に人を集める必要があります。4パチの方がお店にとって儲かるので、1パチのコーナーを増やすことは「利益が少なくなるけど仕方ない」とお店側も考えています。1パチはより企業努力が必要で、パチンコ屋も利益確保に苦労しているんです。
とはいえ1パチといえど当たらなければ大負けもします。私は1パチで1日3万円負けたことがあります。1パチといえ回らない台を回し続けたら、これくらい平気で負けてしまうんですよね。また、1パチの扱い方はそれぞれのホールで異なります。4パチの客を増やすため、1パチは高還元で営業しているお店もあります。
1パチを打つなら、4パチと並行して営業しているお店の方がおすすめです。その理由として、4パチで利益が確保できれば1パチでもある程度の良台を用意できるからです。
これから1パチの未来はどう変わる?
4パチが減って1パチが増えている現状をふまえ、今後の未来についてお話していきます。
パチンコ業界における1パチの割合は今後も拡大していくと思われます。1パチのニーズが高まるのは理由があります。
1パチのニーズが高まる理由
- 打ち手にとって4パチは適正レートじゃなくなっている。
- パチンカーの平均年齢が上がり、年金生活の打ち手が増える。
- 若年層に4パチ未経験で1パチ打つ人がいる。つまり「1パチが標準」と考える人が増加。
1パチが増えてくると、パチンコ屋の営業手法も変化するでしょう。しかし、それは必ずしもホールにとってプラスの出来事ではないと考えています。なぜなら、1パチが増えるとお店の収益が減り、打ち手が稼げなくなるのは明白だからです。
1パチばかりのパチンコは衰退する
- 新台入替の台数が減る。結果としてメーカーの開発費削減となり魅力的な台が減る。
- 利益確保でクギが閉まり、お金を稼ぐ目的の客はいなくなる。
- パチンコの遊戯化がすすみ還元率が悪くなるため、さらに客離れは起きる。
まとめ
パチンコ依存症にとって「1パチを打つべきか?」より大切なことは「そもそもパチンコを打つべきか?」ってところです。
さすがに令和のパチンコは客から搾取しすぎで、パチンコ依存症でさえ嫌気がするレベルです。もちろん、パチンコは嫌な気持ちの時がやめやすいです。
そもそも、日本の景気や所得を考えると「すでに4パチは適正レートじゃない」と思うんですよね。いまだに4パチ打っているのは独身男性が多く、家庭を持っている人がパチンコを打つのは難しくなっています。
私はパチンコ依存症を経験したので「パチンコをやめる難しさ」も理解できます。やめられないなら4パチより損失が減らせるので、遊戯として1パチに甘んじるのもアリです。だけど「絶対にレートを4パチに戻さない」マイルール作りをおすすめします。
- パチンコ依存症なら4パチより1パチ打つべき。もちろん「パチンコやめる」が一番よい。
- 1パチから4パチには戻らないマイルールを作るべき。お金があると元通りになりやすい。
- 4パチが日本人にとって適正レートじゃなくなりつつある。
- 1パチはお店に旨みがないけど、ニーズがあるから仕方なくやっている。
- 「1パチを打つべきか?」「パチンコを打つべきか?」あなたの問題はどっち?
1パチはルールを作って遊びの範疇で打った方がいいですね。負けて熱くなって、パチンコ依存症に元通りにならないよう気をつけたいものです。
もしあなたが脱パチしたいと考えているなら、一番大切なのは「他のことへ目を向けること」です。私はパチンコ依存症だったのですが、脱パチできたのは自宅でお金を稼ぐことに没頭できたからです。パチンコが好きな人はほぼ間違いなくお金が大好きです。だからこそ、お金を失って熱くなってパチンコの沼から抜け出せなくなっています。私と同じようにパチンコ依存症で抜け出せない人は、他の方法でお金を稼げばパチンコ漬けの毎日から抜け出せるかもしれません。具体的な稼ぎ方については「脱パチしたい人へおすすめの副業」で稼ぎ方を紹介しています。