スキャバルSuper130’S(オノの洋服) 直し完了! | Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ

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スーツの解釈は様々です。

このブログではオーダー(カスタムメイド)スーツの話題を中心に私なりの見解を述べていきたいと思っています。

先日のブログで直しをにおわせていましたが、待つこと約1カ月半、やっと完了しましたのでご報告です。

 

直したのは、『ウエストの絞り』と『左肩のカーブ』です。

 

ウエストの絞りは、下手をするとバランスが崩れてしまうのですが、うまく立体的に仕上げていただきました。

 

それ以上に驚いたのが左肩(写真で言うと右)

私はよほど補正をかけないと、右肩はコンケーブショルダー(肩先が盛り上がった仕立て)であるのに、左肩はドロップショルダー(肩先がおちている仕立て)のようになってしまいます。

初めてのテーラーでは直し依頼をすることがあるのですが、ここまで綺麗に左右均等のコンケーブ具合に仕上げてもらったのは初めてです。

 

今回、うまく仕上がったのには以下のような工程が奏功していると思います。

 

①私が着用した状態で社長が確認

      ↓

②私の要望を細かく確認

      ↓

③縫製職人に的確に指示するために着用写真を複数枚撮影

      ↓

④1カ月半の試行錯誤

 

 

スーツそのものは、ハンドワークを多用してあり、イタリア生地であることも相まってタイトになったのに着心地はたいへん良いです。

 

これも私にとって ”最高の1着” になりました。