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HK870じゃなかった・・・2021-12-08

2023年09月05日 | アンプへのエトセトラ

当方に来ると、けろりとして、症状が出ない。

と、いうことが何度かある。

その中でも、

さすが、愛機といってよいか・・・

特殊な調べ方をしないと、判らないような

ノイズとか・・・

それも、本当に、よくよく、聴いていないと

判らないような微細な「違和感」とかを

察知されて、送ってきてくださる。

こういう「機器の不調」を、音で察知できるほどに

聴きこんでいるのと

システムとの相性も良いのだろう。

かなり、率直な音を再現するシステムなのだと思う。

だいたい、3種類に分かれてくると思うけど・・・

完璧にノイズなどがでているもの。

オーナー様ゆえにわかる不調。

オーナー様、壊れるまで判らない不調。

前者2つは、調べていけば判るし

場合によっては、よく聴いているCDを同梱してもらうこともある。

なかなか、症状が出ないため、不具合確認ができないということが起きるわけだけど

最後の「オーナー様、壊れるまで判らない不調。」

と、いうのが、一番困る。

当方に来ると、

「なんだか、妙な感じ」と、いうのは判るのだけど

やはり、機器個体の買いあたりといってよいか・・・

あるいは、偏ったエージングとか(ぼろい録音のCDをかけ続けるとか・・)によっても

もう少し、熟成していてもよいのに・・・

と、疑問に感じる場合がある。

が、当のオーナーさまが

「違和感」を感じない以上、

申し訳ないけれど

ーそんな機器なのだーと、しか言えないわけで

一応、伝えるのだけど・・・

「そんなことはない」と、否定される場合があり

それは、正直、システムがきちんと

CDからの音(当方・メンテナンスCDPからの再現音)を、表現できていない

と、いうことにもなってくるので

これは、もう、どうしようもない。

サイテーション16Aの記事からですが・・・

音が出る様になりましたのでまずは何時ものごとく電解コンデンサ交換や半田増しの実施です。
 オーバーホール後音を聴いたときにはなかなか良い音が出るなと思って聴いていましたがエージングで使用するには問題が有る事に気が着きました。
なんとCDプレーヤーを替えても同じ音が出てきます。

音が良くても何もかもハーマンカードンの音に成ってしまっては意味が有りません。
とにかく癖のない素直な音が出る様に改造です。

************

この逆の、アンプ色になってしまっているのですが・・・

ベースに残るアンプの個性で聴いているので

それぞれの機器(CDP)の持ち味はでるのですが・・・

アンプ色になっているということの意味合いが耳ではつかめないのかな?と思えます。

なので、

CDPからの音がちゃんと再現できていないので

「違和感」を感じないまま・・・

最後に、壊れてしまうというところまで

いかないと、気が付かない。

と、こういう事例は数少ないのですが、

何件か、起きています。

***********

で、今回のリピーター機器(依頼)のHK870ですね。

盛大なノイズがのる・・・というのですが

当方では出ない。

が、そこは、きちんと不具合特定などをしまして・・・

手当しましたが、

それでも、ノイズがでるような不具合ではなく・・・

1か所、電源部に半田クラックが発生していたので、

もしかして、熱が上がるところで、聴いているのかもしれない???

など、環境のほうを尋ね併せてみると

「もしかして、HK825のほうかもしれない」

と、おっしゃられる。

正直、

「ひょえ~~~~~!!」

と、いう気分でした。

1年以上待っていただいて、やっと送ってきてくださったものでもあるので

(しばらく、聴いていると、ノイズがでなくなる・・・とかで、

だましだまし・・聴いていらっしゃったような)

きちんと、HK870からのノイズだと、確認されている・・と

こちらも、思い込んでいました。

で、HK825を送っていただいて・・・

ノイズ・・・でます!!

もう~~~~~~~~!!

古い機器なので、部品調達がむつかしいのですが・・・

なんとか、探し当てて、発注しましたが・・・

**********

単純にノイズがでる・・・と、いうことでも

それが、どこからなのか

アンプ?プリアンプ?CDP(など)・・時にケーブル類

と、しっかり、調べてもらう必要はあるのです。

よく判ってらっしゃる方は

きちんと、この機器があかんのじゃよ。

と、いえるところまで、調べてくださっていたり

確認方法を伝えてくれと、連絡してくださったりするのですが・・・

時に、先に書いたような

「違和感さえ、判らない」という状態で

ノイズや歪も判らず、壊れてしまってから

気が付くということもあるわけです。

当然ながら、

HK870の往復送料に、調査費と半田増しとか・・そういう費用が発生します。

まあ、来たからには、ちょっとの劣化部分などとかも・・・きちんと対処して

返却するので、健康診断みたいになって良かったかなと思う物の

これが、メンテナンス後間もなしであるのなら

ちょっと、散財になってしまいます。

************

これが、当方では、まったく症状が出ない・・・

(メンテナンス機器でなくても)

と、いう場合・・・

本当に、その機器に不具合が出ていることに間違いないか・・・

と、いう確認をお願いすることがあります。

特に、温度・湿度などという

環境要因で、不具合が出てくる機器があり

かつ、

アンプとの相性・・・が良くないという場合もあります。

アンプ側の入力感度とか・・・

スペックが弱い・・ということもありえるので、

ここは、十分に確認してほしいものです。

特にWADIAなどは、

出力4Vちかくあり

他のCDP(2V程度)だったら、鳴るから

WADIAが悪いのだと考えられる人もいらっしゃった、と、いうこともありました。

(どこかで、書きましたが・・・真空管アンプによっては、それだけのスペックを持ってない場合がある)

そのあたりの、システム環境も考えにいれていただかないとむつかしいことがあると

最近、判ってきました。

一方で、

6LB(改)のためなら、アンプを買い替えても良い・・というほどに

惚れ込んでくださる方もいたり・・・

オーナー様の心意気に、胸が熱くなるということもあったり

音人と、一言で括ってしまうには

括り切れないバックグラウンドがあるのも事実です。


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