武道と整体
３年程前から週１回、太極拳を習いに通っています
途中で流派替えをしたので、今のお稽古場は２年になります
２級検定が近づいている事もあって、ちょうど今追い込みの時期なのですが
細かい部分を練る練習をしているとよく思う事があります
整体と武術って本当に似てるな、と
マニプレーション（もみほぐし系）施術だと、年齢を重ねていく毎にどうしても体力的な面で限界を感じる事が多々でてきます
どんな圧力が筋肉や骨にたどり着くのかを知り
体格等の個人差を踏まえた施術を行う
そこにはやはりある程度の体力が必要になってくる
スポーツでもそうですが
いくら鍛えていても身体のピークというものが確実にあって
そこを過ぎるとどんな超人でも衰えはでてくる
けれども武術に関しては
身体のピークを過ぎたとしても衰えはさほど顕著ではない
むしろ研ぎ澄まされたものが出てくる
いろんな意味で『体力』が重要になってくるスポーツと違って
『身体力学』的な技を練る武術
そこで身体への負荷が全く違うものになっていくんですね
特に太極拳はシニア世代からでも始められる武術ですので
本当に身体に無理がかかりません
だからデブな私でも無理なく運動できています
ここは本当に重要です
一方マニプレーションが主流ではない整体
というものもあります
こちらが本当に武術に似ていると感じていて
身体の脱力と繊細な感覚がとても重要になってきます
型を習得したとしても、そこから先が本丸でもあるので
時間が必要ではありますが、私が目指す『生涯現役』の目標に近づける技術だと思っています
自分の身体をどう使えば目指す患者さんの部位へ連動させる事ができるのか
自分の感覚を研ぎ澄ます
完全に武術ですよね
整体とは一種の武道なのかもしれません
そういえば接骨院の先生でもある柔道整復師はその名の通り柔道から派生したものですね
ただ残念ながら現代の柔道はスポーツの意味合いの方が高くなってしまってはいますが・・・
ちなみにマニプレ手技とそうでない手技
どちらが優れているのかという疑問は愚問です
そういう話ではありません
技の習得度に関しても自分の仕事と似ているなぁと感じる部分が多々あります
身体の使い方が上手ではない人と、動きのクセがすごい人は完全に比例しています
それは習得度への関連もですがそれより
何より身体を壊しやすいという事を声を大にして伝えたい
危ないなと感じても、ここでは私はイチ生徒でしかないので言えないのですが
整体にいらっしゃる患者さんの傾向と全く一致しています
もちろん先生がしっかり指導してくださっているのですが
動きのクセがすごい人と先生の話を聞かない人
これまた完全に比例していたりしてなかなかに興味深いです
せっかくわかりやすく指導してくださっているのに自分の話しかしないのは本当にもったいない！
あ・・・
整体の患者さんと似てる・・・
みたいな
そういった理由もきっとあるんだと思いますが
かなりハマった状態で日々お稽古中です
ああこういうのを『夢中』っていうのかなと
整体も太極拳ももっともっと極めたい！
夢中になれるものを見つけた渡邉
せっかくなので生涯青春も目指したいと思います
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