3月31日、朝、父に、
「おじいちゃん、大丈夫かな」と聞いた。
父は「大丈夫だよ」と、言った。
その夜、仕事を終えて帰宅した。
今朝、祖父が亡くなったと、聞いた。
4月1日、出勤したが、
職場へ向かう車内、何も言葉が出なかった。
いつも楽しく会話しているのに、答えられなくて、
苦しかった。
4月2日、仕事と、市役所の手続きを終えて、
父と共に、祖父の元へ、お線香をあげに向かった。
祖父の顔を見て、お話をしてきた。
手紙を書いて、箱に入れた。
祖父と話をしていたら、それまで困惑していた心がほぐれて、
ホッとしていた。
心が温まっていった。
式場の中を見てきた。
とても、立派だった。
明日はお葬式で、皆、ゆっくりお線香をあげられないそうだから、
自分が一番長く、お話が出来た。
祖父は、少し笑っているように見えた。
幸せな、お別れだった。
ありがとう。おじいちゃん。
涙が止まらない。