日記

漫画と縦読み漫画

先日、深夜1時に布団に入って漫画読み始めて気づいたら朝8時になってたって日記を書いたんだけどさ、その時の夜更かしをすることになった原因の漫画について色々と考えたので書きだし

その夜更かしの原因になったのが、「俺だけレベルアップな件」っていう縦読み漫画なんだけどさ
ちょうど物語の盛り上がる時の話を読み始めたせいで次の話が楽しみで課金して気づいたら朝だった
全部カラーでクオリティも高いからか課金自体にもそれほど抵抗が無くてさ
作品自体もほぼ完結一歩手前というのもあって、読み切るのに7時間と、1万3000円かかった(笑)

こういうスマホに最適化された縦読み漫画自体に課金をするってのが始めてで、「こうやって人は縦読み漫画に課金をするんだなぁー」って新鮮な感覚だったんだよね
なんていうか、基本的に毎日1話無料で読めるから全話無料で読もうと思えば読めるんだけど、「面白い、次が気になる、無料で読める明日まで待てない!」ってことで課金をさせるデジタルならではっていうのかなぁ?
単行本があればネカフェや古本屋とかで読めたりするんだけどさ、縦読み漫画ってネットonlyでまとめて読もうとすると課金するしかないし
中古本がないや貸し借りができない、そこが新しいっていうのかなぁ?
とにかく新鮮だった

話は戻って、「俺だけレベルアップな件」面白かったんだけど、なんか違和感を感じたんだよね
クオリティは滅茶苦茶高いんだけど、なんか流行る気がしないんだよね
この感覚は作者目線と読者目線の二つがあって、
作者目線としては、個人でやるのが難しいと思った
全部カラーでクオリティが高いから、縦読み漫画で稼ごう!って思ってすぐにできるような感じじゃない気がした
絵を描けるが当然で、さらにカラーもできるって話で
そういう個人でやるハードルの高さが縦読み漫画家の人口を増やしづらい、普及は難しいんじゃないか?という点で作者目線で流行らないと思った

読者目線的には、原作があるというのもあってか、クオリティ自体は高いんだけど
なんかキャラクターが生きていない感じがするんだよね
たぶん、縦読み漫画って作画カロリーが高いから既に評価されている原作を元に制作するようにしているんだと思うんだけど、小説で評価される点と、漫画で評価される点が違って
「俺だけレベルアップな件」は小説として評価されている作品で、ストーリーの整合性を取る方に重きを置いていた結果、キャラクターが相対的に弱くなり、そういうことから生きていない感じがしたんだと思う

それか、通常の漫画は1人で原作・作画を行う手前「キャラクターができたからとりあえず走らせて見ようぜ」って感じでキャラクター先行して、それに合わせてストーリーを展開するような作品に慣れているから違和感を感じるのかなと…

そう言った理由から、流行らないって感じるのかもしれない
とは言え、新海誠監督とかufotableみたいな作画が綺麗路線で、Netflixみたいな金があるところで潤沢な資金の元映像美を追及したらたぶん流行るんだよね
まだ、アニメは子供が見るものって感覚が抜けていない人達が多いいから、その常識を覆すくらい映像美を求めればギャップで流行ると思う
ただこうなってくるともうマネーゲームなのかなって気がする(笑)
どれだけお金をかけるかが売れる売れないを左右している世の中なのかもしれない

まぁ、縦読み漫画は漫画を描いたことがないような人でもできそうな感じがするから
絵描きの人達にとっては仕事が増えてありがたいだろうし、作家さんも仕事が増えて業界全体的にはとても良いことなんで流行って欲しいね

ただ、縦読み漫画で一点だけ気になるのがアプリを通すとAppleとかGoogleにお金を持ってがれるから、AppleとGoogleを通さないでお金を稼げるようにならないと業界的にどうなんだろうって気はする
漫画みたいに紙でやっていれば、自分の雑誌で連載して、紙の単行本売ってとそのまま利益になるけど、縦読み漫画は電子データしかなくAppleとGoogleを通さないとお金を稼げないから業界的に独自の販売経路ないと頭打ちにならないかな?
そして縦読み漫画って韓国発祥で「俺だけレベルアップな件」も韓国産で、韓国のクリエイターが業界的に多いいんだけど、気質的に日本人と似ているのもあって、日本の漫画産業みたいに「やりがい搾取」という状況になって行く気がする
最終的に日本の漫画以上にブラックになるんじゃないかなーって思った

とは言え、スマホが今後当たり前になって、紙で読むよりスマホで読む世代が増えていくから末永く伸び続けるとは思う
こういう話ってAIに仕事が取られる話と一緒で、僕が生きている間は気にするようなことでは無くて考えるだけ無駄なんだと思った

そう言えば、ちょうど最近「俺だけレベルアップな件」が完結したんだけど、あとがきにDUBU先生のコメントあったけど日本の漫画家と同じで少人数でやっていたみたいで驚いた
作画にRedice Studioってあったから会社単位でやっていたと思ったんだけど、あとがきから察するに委託されて作っている感じっぽい
Redice Studioは原作と作家さんをマッチングさせる会社?
いやー、全部カラーであのクオリティで少人数でって…純粋に凄いと思うわ…
とりあえず、DUBU先生にはお疲れ様と言いたいね

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