今回part4では、はけの森緑地~白伝坊の坂~小金井神社を歩きました。
part1では、殿ヶ谷戸庭園~新次郎池~野川湧き水の道~貫井神社を歩きました。
part2では、三楽の森~小金井環境学習館~滄浪泉園~平代坂(遺跡)を歩きました。
part3では、武蔵小金井駅~はけの森緑地2~金蔵院~旧谷口家のオニイタヤを歩きました。

 「はけ」とは、段丘崖下の窪みから泉がこんこんと吐き出される地形や場所のことを言います。小金井とは豊富な清水が湧くところが多いことに由来するとか?言われています。
 その段丘の斜面は国分寺崖線と呼ばれ、古代多摩川が南へと流れを変えていく過程で武蔵野台地を削り取ってできた河岸段丘の連なりです。
 立川市砂川九番から始まり、東南に野川に沿って連なり、二子玉川駅付近で多摩川の岸辺に近づいて、以後多摩川に沿って大田区の田園調布付近まで続いている延長約30kmです。世田谷区の成城学園から下流では20mを超える高さとなっています。
 国分寺崖線は開発が進みましたが、一定程度の保全公有地化が進んでおり、現在では崖線の面積に対して約35%の樹林地が残っているそうです。
 崖線には湧水が多く、市街地の中の親水空間として、また野鳥や小動物の生活空間として貴重な自然地となっています。
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旧谷口家の裏手の斜面一帯、はけの森緑地となっておます。湧き水を利用した鳥の水浴び飲み場。その下は水琴窟になっています。


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車屋の坂を登り台地を歩くと「はけうえたけのこ緑地」があります。そこから白伝坊の坂を下ります。



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小金井神社の鎮守の森があります。創建は1205年武蔵野開拓にあたり、菅原道真公の徳を敬い社殿を造り天満宮としました。


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狛犬の横には、牛の石造が奉納されています。
境内社が幾つかあります。安産祈願の水天宮様です。



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御神札納堂はお札を納める場所です。
大鷲神社の 御神祭は天児屋根命で「お酉さま」と呼ばれ、商売繁盛の神様です。


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米文化をつかさどる神様を祀った稲荷神社です。
疱瘡神社は、戦前の国民小学校の教育勅語が納められていたものです。


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日露戦没忠魂碑に、珍しい石臼塚です。米を脱穀する臼、精白する臼、餅をつく臼、精粉する
臼などを供養します。


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本殿の裏手の横には弓道場があります。
実際にやっている人の姿を見て、とても神聖な感じがしました。



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百土標は、同一の社寺に百度参拝することである。お百度(おひゃくど)ともいわれます。力石も奉納されています。



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春の匂いが境内に漂います。紅白の梅が咲いています。小金井の里の総鎮守、初詣の参拝者数が多いそうです。



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けやきの巨木の切り株と本殿です。鎮守の森には鳥がたくさんいます。ワカケホンセイインコが群れでキーキー鳴いていました。


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神社を出て、はけの道を東へ進みます。葡萄園でしょうか?トンネルのようになっています。民家には欅の巨木が並びます。



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