フランスの農家は、夏の熱波、干ばつ、そして水の使用制限に伴う、農産物の価格上昇を警告。

 

 

モモ、キウイ、リンゴ、ナシ、ニンジン、キュウリ、ジャガイモ、カブ、セイヨウネギ、トマト、そしてレタス。60年来最悪の干ばつを迎えたフランスでは、これらの農産物はすべて、収獲不足につき価格上昇が予測されるところ。

 

「平均して30~35%の損失を抱える」という野菜生産者組合の代表は、「こんな長期間に渡る干ばつに直面しては、我々も為す術がない」と、パリジャン紙に語る次第。

 

冬の霜を免れた作物に期待をかけていた農家も、雨不足による水の使用制限により、果樹や根菜類を守り切ることができず。

 

「水不足により、作物はとても小さい」という、果物生産者組合の代表の話。しかしこれも、地域によって差があるところ。南部はある程度、干ばつの対処法をわきまえているものの、通常雨の豊富な地域は、四苦八苦しているということ。

 

「旬の物を食べるという習慣に戻ることになる」という前出の野菜生産組合代表は、「トマトを1年中食べることはできない。消費者の理解が必要」と訴える次第。

 

消費者団体のファミーユ・ルーラル(Familles Rurales)は、野菜果物の価格がすでにこの1年間で11%の上昇していると発表。生産物の量が少なく、質も低いという傾向は、9月も続くと見られており、トマトソースや缶スープにも影響が及ぶと予測。

 

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これがない、あれがないと文句を言うな。店に並んでいる物から選んで買え、というわけですね。もともと質素な生活が、もっと質素になりそうです。

 

 

 

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