ノルマンディーとブルターニュのムール貝養魚場が、増殖するクモガニの抑制に四苦八苦。

 

 

通常は水温が低くなると、移動するクモガニ。しかし気候危機で水温が上昇していることにより、移動をせずにフランス沿岸に留まり、ムール貝を始めとするあらゆる種類の貝を食い荒らしているという専門家の話。

 

クモガニの増殖が抑制できなければ、この地域におけるムール貝の生産は、ここ10年で終了せざるを得ないであろうと、養魚場は懸念するところ。

 

養魚場経営者のデュボスコ氏は今年、最低150トンの損失を報告。近隣の養魚場も同じ状況ということで、2022年度のムール貝生産高は全体的に減少する見込み。

 

となると、ムール貝の輸入に依存する傾向はさらに強まり、フランス産のムール&フリットもなかなか食べられないという事態に。

 

クモガニの被害問題は、ここ6年ほど続いているものの、温暖化により拍車がかかっているということ。クモガニは食用されるものの、供給が需要を上回っているのが現状。さらに大きく育ちすぎて、これまでの捕獲用ケージが使えない状況。

 

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クモガニを何とかして追い出すか、何とかして食い物にするか。

 

ムール貝は表示を見ないで買うと、スコットランド産だったり、スペイン産だったり。せめてノルマンディーやブルターニュでは、地元産のムール&フリットを食べたいですね。

 

 

 

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